かおるさんが 結婚したのは21歳
相手は 3歳年上 土建会社の結構裕福な家の一人っ子
新婚生活は アパートで始まったが 義父が突然亡くなり
同居する事に 最初は 優しかった義母だったが
3年 4年たち 子供は まだかと …
遠回しに から ストレートに詰るようになり
28歳の時には 親戚や近所の人にまで 子供も産めない 嫁だと
何の為に 嫁をもらったのかわからない よく タダ飯食べて
平気でいられるわ と 酷いイジメを受けていたらしい
かおるさんは 10代の時に一度 中絶経験があり 妊娠出来ないのは
中絶のせいだと 思い 申し訳無い気持ちでいっぱいだったらしい
だんだんと 精神的に病み 子供を見るのが辛く 買い物に行っても
子供の泣き声を聞くだけで 吐き気がする程 酷く 唯一 義母から守ってくれる 旦那だけが 救いだった と
盆正月に親戚が集まるのが 一番辛く 皆んなの前で
義母は 孫の事を 羨み うちは 駄目だわ いつまで待っても
と 罵られ 台所で泣いた事もあったらしい
旦那にも 中絶の事は 内緒だったので ある日 旦那に打ち明けた
もう 子供は出来ないかもしれない 嫌なら 別れてほしいと
実はかおるさんは いつもの優しい旦那の言葉を 待っていたのが
中絶したような 女だったのか おまえ と
それから 優しかった旦那は 急変したかのように 無視するようになり 元々好きだったパチンコに 没頭するようになったらしい
かおるさんは 自分が悪いのだからと 我慢していたが
半年程すると パチンコから帰ってきた旦那の上着が
タバコ臭く無い事に気づいていた
帰りも遅くなり パチンコしてから 飲みに行ってた と 酔っ払って帰るようになったらしい
女の気配を感じていたが お金はちゃんと入れて欲しいと催促すると 酔った旦那は 『俺は お前に騙されたんだ 中絶した事も知らずに 母親からお前をかばい 頑張ってきたのに お前は 俺に指図するつもりか』と 暴力を振るったらしい
その時 ガラスは割れる 泣き叫ぶで 殺されると思った程凄かったらしい
母屋から 義母が物音で気づきやってきた 旦那は 母親に
『この 女 中絶するような 女なんだ 俺や母さんを騙してたんだ
財産目当ての 詐欺師だ』と 泣きついたらしい
もう 終わりだと思った かおるさんは
土下座をして 別れてくださいと 二人の前で頼み込んだ
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