誕生日で あんなに嬉しそうにしていた かおるさんを
なんで こんなに酷い目に…
酔いも醒めて ただ 自分が情けなく 罪悪感でいっぱいになり
ひたすら 謝る事しか出来ない
『ごめんな ごめん 俺酔っ払ってたから 本当にごめん』
泣きながら 『和君 好きって言ってくれたの嘘なの』
『私の事 大切にしてくれるって 嘘なの』
いや 何を言いだすかと 慌てて 『嘘じゃない 酔っ払ってただけだから なんで 急にそんな事言いだすの』
かおるさん 『怖かった 和君 怒って責め立てるから 怖かった』
震える かおるさんを抱きしめて 『ごめん 』
しばらくすると 少し落ち着いたようで
『和君 ごめんなさい 私 急に怖くて 自分がわからなくなったの』
『痛かったよね 本当ごめん』
『…ううん 痛かったからじゃないの 和君が旦那と同じように
見えて………』
? ? ? ん 『なんの事』?
『なんでもないの 私も酔ってたから 変な事言ってごめんなさい
せっかくの誕生日なのに…和君お祝いしてくれたのにね
私のせいで…』 と無理に笑う かおるさん
『なんかあったの? 言ってよ どーしたの 言ってよ
言ってくれないと わかんないよ 俺 気になるし』
しばらく 考えこんでいた かおるさん
『う~んと 和君は 私の事 好き? 私は 和君の事 大好きだよ』
? ? ? 『好きだよ』 ?
ハァ 『なんか おかしいよ 』
『だって… 私 少し変なの その~ 普通じゃないって言うのか
少し変わった 癖があって ………… 和君に嫌われるかも』
『何? なんの癖 ? 』
『 私って 多分 変態だと思う 』
『 なんだそんな事かぁ 俺 変態 大好き 逆に嬉しいよ
まぁ 俺の理想は 普段は 女として恥ずかしさを持っていて ちゃんとした人で でも夜は 変態 これがいいんだよ』
『逆は困るけどな なぁ~んだ ってかそれ普通だよ 』
かおるさん は よかった と思ったからなのか 変態を打ち明けて
ホットしたのか 少し明るくなった
『でも 旦那のせいだよ 前は 普通だったもの 』
『えっ 何が 旦那のせいなの? 』
『和君 嫌でしょ 旦那の話なんて 』
『全然 嫌じゃないよ 今の話じゃないだろ 8年も9年も前の話なんだから 俺は 気にならないし 嫌じゃないよ』
『本当に ? 絶対怒らない? わかった もう聞きたくないと思ったら止めて 』と言うと かおるさんは ぽつりぽつりと話し始めた
時折 俺の顔色を伺うよう に
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