いい案も浮かびません、思い詰めたしおりさんの顔、潤んでしまった目を思い出してしまい、なかなか動けませんでした。
夜中の12時を過ぎて、僕の焦りは頂点に達します。「しおりさんを失ってしまう。」「しおりさんが誰かの物になっちゃう。」と思ってしまったのです。
仕方なく、LINEで白状することにします。
「さっきの話ですけど、ごめんなさい。ウソです。そんな事務員さんいないです。」と送りました。すぐに返事があり、ここからLINE合戦が始まりました。
「知ってる。」
「知ってたの?」
「からかった。」
「マジ?」
「マジ。」
「泣いてたでしょ?」
「あれはマジ告白。だから泣けた。」
「最初に女出来た?と聞いたのはしおりさんだよ。」
「ちょっとだけ疑ってた。」
「疑ってるんじゃん。」
「けど。お子ちゃまのウソはすぐバレる。」
「バレたか。」
「キミはウソがつけません。間違いなく、私が好きです。自信があります。」
「そっち行っていい?」
「ウソつきくんは来なくていいです。」
「そっち行っていいですか?」
「今、オナニーしてるからいいです。」
「マジか。」
「もう、指でアソコがグショグショ。」
「気持ちいい?逝きそう?」
「キミのチンポじゃないと無理みたいです。」
「ほお。行こうか?」
「早く来てぇーーーー!!」
「OK!」
と、こんなやり取りがあって、すぐにしおりさんの家に向かいました。
家に着くと、「おかえり。」と言って出迎えてくれました。まあ、しおりさん自身、僕からのLINEで安心したようですが。
二人で寝室に転がると「一人でしてた?」とLINEのことを聞いてみます。「してないわぁ~。」と返事をくれ、ゆっくりと抱き締められました。
そして、しおりさんは「ゴメンねぇ…。」と語り始めます。
「好きなんよ~、キミが。なんか、もうガマン出来んのよ~。」
「うん。」
「私のモノに出来んから、ツラいの!」
「僕、しおりさんのモノやで。」
「そうならんから、ツラいの!」
「どうしたらいい?」
「どうにもならんの。キミがもっと早く生まれてたらなぁ。」
「うん。」
「押し倒してでも、私のモノにしてるわ。」
としおりさんでした。ちなみに、この日のしおりさんは「男の子の日」でした。
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