しばらくベッドで寝転がり、余韻に浸ってました。あっさりと童貞も捨てられ、少し拍子抜けしてたと思います。
しおりさんのトークはとても楽しく、勘違いするほどに友達感覚恋人感覚で時間が過ぎて行きます。
最後にマットでもう一回してもらい、しおりさんとお別れしました。アッという間の90分でした。結局、大平のお母さんの確認は出来ませんでした。
次の日から、HPを見ながら彼女の出勤日を確認するようになりました。狂っていたと思います。
2日後、電話で指名を取り、一人でお店を訪れます。一回経験してるので、慣れたものです。佐々木に感謝です。
再会したしおりさんは、もちろん覚えてくれていました。「ありがとぉ~。」と喜んでいました。
気がつけば、2週間で5回も訪れていました。お金も底を段々と底をついていきます。
少し間が開いて6回目の時、僕もかなり慣れています。一回戦が終わり、彼女との会話を楽しんでいました。
いつものように、「しよ?」と彼女からの2回戦目の合図があります。「今日は、もういいかな。」と断りました。
「時間まで、話し相手になってもらえますか?」とお願いしました。もちろん、快く返事をしてくれます。
その会話の中でついに、「大平くんのお母さんですか?」と聞いてみました。嫌われる、はぐらかされる、色々と考えました。
「ヒロキのお友達?」アッサリと言われ、拍子抜けします。「同級生なんです。」と言うと、「そうなんだぁ。」と返事をされます。
それからの会話の時間は、ソープ嬢ではなくてお母さんの顔になっていました。ますます打ち解ける事が出来て、聞いてよかったと思いました。
「お金、大丈夫?」、頻繁に来る僕を心配する言葉も掛けられます。「なら。」と、彼女のメールアドレスを教えてくれました。
もう、常連客ということでしょうか。おかげで、僕は更に加速してしまいます。完全に惚れてしまってました。
そして、いよいよ金融機関に手を出してしまいます。お金を借りて、彼女にメール、予約をとって、彼女と過ごす。
壊れているのを分かっていても、やめられませんでした。
ある時、しおりさんの方が心配をしてくれます。子供と同じ年齢です。お金を持ってないのも分かります。
もちろん、それでも金融機関のことなど言えるはずもありませんでした。
「タイトくん?コンサート一緒に行かん?」、彼女に誘われました。「行こ~?」と言われ、同行することになります。
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