2日目
僕が1階の畳の部屋で寝ていると、上から「うおおおおおおお!!!!!!!」という怒号が聞こえてきたのです。(始まったか!!!)と驚き飛び起きる僕。
すぐさま僕は警戒モードを発令し、「大丈夫ですか?!」と二階の階段部分の中腹まで上がって声をかけました。すると「うおおおお!!!!!!」というハルマサ君が何か優美さんの服についている飾り部分が気に入らないのか、それを衣服から引きちぎろうとしている光景があったのです。
優美さんは「ハル!なに取ろうとしてるの!」と言いながら、ハル君から服を奪い返そうと部屋の入り口付近でレスリング状態になっていました。
「大丈夫ですか!?」と声をかける僕もいましたが、内心、(www ^^;)となる光景でもあったのです。
それもそのはず。40が手に届く男がざんばら髪で必死に服から飾りをはぎ取ろうとしているのも滑稽だし、、それを必死に阻止しようとする美人妻が、お尻を僕側に突き出して薄いパジャマズボンから中の白パンをモロ透けさせながら必死にレスリングしているんです(苦笑・・・)
僕も「ハル君、これ欲しいの? ちょっと離そうかw 服がやぶれるからw」等といってハル君をなだめ、、なんとかハル君を落ち着かせたのがこの日、一番最初の僕の仕事でした。
ココにきて2日目は、西日本集中豪雨でのボランティア活動をはるかに超える精神労働でした。いつ爆発するかわからないハル君と一緒に、優美さんと入院書類をまとめたり、ハル君の着替えなどを準備したり、まだ掃除が行き届いていないベランダや玄関などの片づけ、そして食事の買い物など僕が動ける事は僕が動き、優美さんしかできない事は優美さんがするような分業制になっていました。
そしてハル君の入院準備でまだ足りないものを買い出しに行くだけなら僕でも行けるのですが、ついでに銀行にも行くというので外には美優さんが出る事になりました。
昨日とは違い、躁鬱のソウモードになっているハル君と一緒に僕は家で過ごすハメになったのです。
まだまだ十分肌寒い季節、優美さんは縦じまのグレーのタートルネックのワンピース姿で出ていきました。それを見送った僕は、30代、、人妻、、モデル体型、、といった伴侶が僕も欲しいなぁ・・・なんて渇望感に支配されたのを覚えています。
この優美さんがいない間の2時間、僕は最高の苦痛の時間でもありました。そう状態のハル君は、動く、叫ぶ、活動する、、何をしでかすかわからないのです。
引き出しから何かを出しては放り出したり、何かを作ろうとしているのか絵を描き始めたり、それを僕に「これははな。創造と破壊じゃ。わかるか?創造と破壊?」とかいいながら、不気味な工作をしているのです。
「ああ、創造と破壊ねw うんw それ作ってるの?」なんていいながら、相手をしつつ、(関わりたくねー・・・・)なんて思いつつ、優美さんが帰ってくる2時間を耐えるほかなかったのです。
しかし、この部屋に棲みつく悪霊は、そんな僕にも素晴らしいご褒美を用意してくれていました。優美さんが家に帰った後、インスタントカレーではありましたが、サラダと一緒に食べるときに、またハル君が暴れだし、、(カレーをスプーンですくって壁に投げつける)優美さんもほおっておけばいいのに、またハル君からスプーンを奪い返そうととっくみあいをするんです(笑・・w)
優美「ちょっとハル!やめて!食べ物だよこれ!!!」と、、まるで母親ですww
するとハル君は、「うわあああああ!!!!」と言い出し、スプーンどころかカレー皿をそのものを投げ付けようとしたので、それを阻止すべく僕と優美さん二人かかりでハル君を押さえつけ、そしてまた暴れるハル君がいるのでした。
このスプーンを奪い返すという行為と、カレー皿を奪い返すという行為の中で、僕は優美さんのタートルネックワンピースからの青パンチラを何度も拝み、そしてカレー皿の時には肘が胸にあたったりするという恩恵まで受ける事が出来たのです。
そしてなんとか食事を済ませ、半ば無理やり強烈な睡眠作用がある薬を混ぜた煎茶を飲ませ、、21時にはハル君は1階リビングでテレビを見たまま深い眠りに入ってくれたのです。
優美「はぁ~~まじ疲れた。。とりあえず明後日で入院してくれるから一安心だけど。。。」
信二「というか、こんな状態なら即入院できると思うのですが、なぜこんなに時間かかったのですか?」
優美「もともとハルの事をしってる医者がいたんだけど(20代の時の躁鬱というアレ)その医者の都合と入院患者の受け入れの順番待ちっていうとこかなぁ」
信二「そうなんですかー。というか、ハル君入院した後の事なにか考えてるんですか?」
優美「もうこの家には居れないからねー・・」
信二「借家でしたっけ?」
優美「それがせめてものの救いかな」
信二「持ち家だったらやばかったっすね。近隣との関係とか。」
優美「うん。なのでいったんは解約して私は実家に一度帰ると思う」
信二「ハル君が一時的なものであって入院して治ればいいですね」
優美「それは未知数・・w とうかハルが出てきた後の事なんて考える余裕すらないw」
信二「そうっすね・・w」
優美「せっかくハルが寝てくれたし、せっかくだしちょっと飲みますかw」
信二「おw そうきましたかw 乾杯しちゃいますかw」
そんな感じで僕たちは酒を少し飲み始め少し盛り上がって話したのはいいですが、優美さんも僕も疲労困憊。優美さんは「ふわあああ・・・」と大きなあくびを連発していたし、僕がシャワーを借りている間に優美さんは畳の部屋で僕が借りている布団のに半分だけ身体を乗せながら寝てしまったのでした。
そして・・・とうとう超えてはならない夜がやってきました。
僕は優美さんが僕の布団を占拠してしまったとはいえ、勝手に2階に上がって部屋にはいって眠る訳にはいきません。だからといって寝ている優美さんを起こし、「上で寝てください。」ともいえるはずもなく。
寝ている優美さんにかけ布団をかけてあげ、僕はそこから少し離れた場所で座布団を二つ折りにした枕をつくってごろ寝する事にしました。
夜は肌寒い季節でもあったので暖房の温度を高めに設定し、とりあえず(これでなんとか寝れるかな・・)という気温になってから、僕は目をつぶって寝る事にしたのです。暗い部屋の中では、カチカチカチという時計の針の音、「ずううぅう・・・・ずぅううう・・・」というソファーに寝転がって睡眠薬を飲んで寝ているハル君のいびき。暗闇を照らすテレビの明かり。そして無音で布団の中に丸まっている優美さん。そして僕・・・の姿がそこにはありました。
目をつぶって1時間、、いや2時間すると僕もだんだんとこの状況に慣れてきて、、疲れも後押しして眠気がやってきました。そして眠るか眠らないかのハザマをウロウロしていたら、「は!!??」と目を覚ました優美さんが、すぐ隣で布団もかけずに畳の上で寝ている僕に気が付いたのでしょう。
すると小声で(風邪ひくって・・!)と隣でゴロ寝している僕を布団の中に入れてこようとしたのです。(一緒に入ろうではなく、布団を返却して自分は上に上がろうとしたのだと思います)
すると僕の本能がそうさせました。策もなにもありません。本能がそうさせた。としか言いようがありません。
寝ぼけているフリをしながら、僕に布団をかけようとする優美さんの体をがっつり掴み、抱きしめるような感じで一緒に布団の中にひきずりこんでいったのです。
優美さんは(ねぼけてる?ww こらこらw)と小声でいっていました。ですが僕はそのまま優美さんに、言い方さえ気にしなければ、無理に抱き着くような感じで密着していき、密着すると同時に一気に片方の手は優美さんが昼間に来ていた着の身着のままのタートルネックのワンピースのふとももから奥に手を差し込もうとしていました。
(ちょっとどこ触ろうとしてるのw)と僕の手首を掴んできましたが、、、もう僕はこの1日目、2日目の短い時間でしたが、今いる非日常的な空間の中で優美さんの私生活をいうものを垣間見てしまい、背徳的な性欲を制御できなくなっていたのです。
2度いいますが、策も何もありませんでした。ただ本能に従ったところこのような行為に及んでしまったのです。
ですが、、ちょっと強引だったかもしれません。僕が優美さんの太ももの間に差し込んだ手は、優美さんからのささやかな抵抗をはねのけ、、簡単に優美さんの股間位置まで触れていました。
同時に(ングっ!!!)という感じで優美さんにキスを迫っていき、「あくまでこの段階までは」寝ている主人のすぐ横でレイプされそうになっている妻という構図であったと思います。
続く
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