筆下ろしが終わってから2日くらいして、おばさんから電話がありました。なんの約束もしてなかっただけに、電話が掛かって来た時には少し嬉しかった。
『来れる?今だったら、大丈夫だから。』と二回目のお誘いだった。
当時高校を卒業し、就職までの期間をブラブラと過ごしていただけの僕。覚えたてのセックスがまた出来ると、『はいはい。』と彼女の家へと向かうのです。
小さな一軒家。表札には『小泉』と書かれてある。それがここに住む熟年夫婦の名字。彼女は『和子』という名前で、40年近くこの家で主婦をしているのです。
玄関が開くと、和子さんの姿が見えます。『綺麗やなぁ~。』、これはいつも会って思うこと。63歳の和子さんですが、美人顔なのです。
昔は自分で水商売もしたことがあるらしく、この顔ですからお客もちゃんとついていたのではないでしょうか。
そして、二人の子供。写真しか見たことはありませんが、お母さん似の娘さんも美人だと思います。
『おじさんはお出掛け?』、やはり旦那さんが気になる僕は、真っ先に彼女に聞いてしまいます。彼女の答えは、『大丈夫、大丈夫。』とそれだけ。
どこに行ったとか、何時に帰るとかは言いません。ただ、大丈夫だと。
家に一歩あがると、『お風呂入って来てる?』と聞かれます。僕が入って来ていることを確認をすると、そのまま彼女の部屋へと通されるのです。
和子さんの部屋はとても狭く、周りにも荷物が置かれているため、更に狭く感じます。しかし、ベッドに入って分かります。
ちゃんと、セックスをするだけのスペースがあるのだと。
部屋に入ると、和子さんは躊躇わずに服を脱ぎ始めます。僕も合わせるように脱ごうとしますが、向こうには躊躇いがありません。
当たり前のようにブラを外し、パンティーを降ろし、簡単にスッポンポンになってくれるのです。
遅れて下着になった頃、『下、履いとく?』と言われます。パンツは脱がなくていいと言うことです。
厚くて大きな布団がめくられ、そこへ下着姿の僕と全裸の彼女が入って行きます。
布団の中で僕は仰向けなり、上から乗ってくる彼女を抱きかかえるような体勢になります。
そしてキスから全てが始まろうとした時、『おる?朝までおる?』と聞かれたのです。
知りませんでした。どこかに出掛けていたと思っていた旦那さんですが、この日は帰らないようなのです。
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