翌週の月曜日は
もう恒例の佳子からの電話が来た
「はい はい・・・」
「・・・」
「もしもし?」
「・・・ええなぁ~~」
「あ・・・有り難うございます・・・これも佳子さんのお陰です・・・」
「そんなんええねん・・・ってか、あんた どういうつもりなん? 美希 メロメロやで? 仲良くすんのはええけど、惚れさせ過ぎたらあかんやろ・・・」
「いやぁ・・・やっぱりデートするんやったら楽しい方がええかと思って・・・でも、鎌倉に行って普通のデートしただけやで」
「美希もそう言うとったけどな・・・普通のデートして楽しすぎるからアカンねんやん! あの子あんたと違って免疫ないねんやから現実を忘れさしたらあかんわー」
あーだ こーだ あーだ こーだ
「ところで・・・GWにわざわざ東京に行くんやけど・・・私といつ会うん?」
「えっ? いや・・・だから・・・俺は不参加って言ってるやん・・・」
「美希の了承は貰ってるから心配せんでええで!」
「マジか・・・」
「ちなみに・・・美希は参加せんでもええから見たいって言ってる(笑)」
「嘘コケ! 絶対ウソや! んな事言う訳無いやんけ!」
「ほな美希に聞いてみ どうせ来週も会うんやろ?」
「おぉ・・・ 聞くけどな・・・ お前ら ちょっとおかしくないか?」
「うん!おかしいとは思うけどな・・・でも、最近流行りの寝取られってヤツやん(笑) もともと女ってそういう所あんねんで 女ったらしのクセに そんなんも知らんの?」
佳子が言うには・・・
男は高嶺の花の女に自分よりイケメンとか金持ちの彼がいたら諦めるけど、女は周りに人気がある男に目が行くもんだと・・・
特に佳子と美希は異常に仲が良い事と
最初に俺と関係を持ったのが佳子で、美希をけしかけたという経緯がある。
しかも、俺の立ち位置は旦那でも無ければ彼氏と言うにはムリがある・・・
勘違いしてる美希の為にも佳子にも分散させるべきだという理屈を延々と聞かされた・・・
「まぁ 今度 美希に会った時に一回話すわ・・・」
「美希もおんなじ事言うけどな(笑) ええやんモテんねんから! GW楽しみにしてるで!」
※元投稿はこちら >>