今にして思うと、確かに「襲われた」経験はなかったのかもしれないです。『本人がヤる気でいるから』です。合意の上であれば、それは確かに単なるセックスでしょうし、そんなつもりで来ているんだと(何となくですが)僕が理解するまで随分と遠回りな探りを入れてたなぁと、振り返ってみると苦笑いがこみ上げます。
「どうなんだろ?」
と言ったときの緑ちゃんの表情や口調、雰囲気のようなものが『襲ってオッケーだよ?』と言ってるように感じました。
ならば! とこれ以上躊躇してても拉致があかないので、一気に距離を詰めて助手席の緑ちゃんにキスをしました。
「……んっ…」
唇が触れた瞬間、緑ちゃんは僕の首に両手を回して舌を僕の口の中へと伸ばしてきました。
やや厚めの温かな舌が僕の舌を絡め、口の中を舐め回し、唾液を流し込んできます。
エっっロい!!!
正直、あんなにエロいキスは初めてでした。僕も緑ちゃんの舌を吸おうと口を動かすのですが、『口を犯される』ように一方的に舌と唇とで蹂躙されてしまいました(笑)
10分ほど経ったでしょうか。緑ちゃんから唇を離しました。至近距離で目が合いましたが、キスを続けようとは思えません。
「………ホテル…行こ?」
目の前にいるこの子を滅茶苦茶に抱きたい。そう思って誘いました。
「……行く」
潤んだ瞳でそれだけを答える緑ちゃん。
速攻でUターンしてホテルへ向かいました。確か、その時点で夜中の2時は回っていました。仕事終わりにドライブして疲れていたので、どれだけ頑張れるか不安もありました。が、『この子はエロい! セックスも絶対エロいはず!』
そう思うとこのまま帰るなんて考えられませんでした。
見た目は、どちらかと言えばブサですが、『そりゃ結婚しようと思う男もいるわな』と変に納得もできた瞬間でした。
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