まぁ、取り留めもない話をしながら深夜のドライブを楽しんでいた訳ですが。
『可愛い子とのドライブならまだしも、こんな感じの女だったらせめてヤらないと』と外道なことを考えてました(笑)
ひとしきり話したところで、それとなく水を向けてみました。
「でも、こんな風に夜中に知らない男と会って心配じゃない?」
「えー? 何が」
「いや、遅い時間に男の車で連れられてさ。襲われたりするかもしれないっしょ」
「あはは、そうかもだねぇ」
あまり気にすらでもなく、軽く笑い飛ばされました。
「……あ、ちょっと喉乾いたからそこの自販機で止めていい?」
「いいよー」
「緑ちゃんは、何か飲む?」
「んー、私はいいや」
周りには民家さえない郊外へ来ていたので、自販機の灯りが煌々と眩しく夜を照らしてました。
「お待たせ」
キャップを開けながら話を続けました。
「今までに男に襲われたことないの?」
「んー、ないかなぁ」
「あー、それでそんなに警戒心ないんだ(笑)」
「いやいや、そんなことないよー?」
「はぁ?(笑) だって緑ちゃん今も緩い感じだし」
「でも大丈夫」
「何で? 今からオレ、襲っちゃうかもだよ? そうなったら大丈夫じゃなくない?」
「ん~、どうなんだろ」
よし! この子はイケる!
まだ不安もありましたけど、決断を下した瞬間でした。
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