しゃがんでいた由希子さんが体勢を崩し、床に膝をついたのが分かりました。
彼女もまさか、僕に抱き締められて、こんなに長いキスになるとは想像してなかったはずです。イスに両手を付き、僕のキスを受けてくれています。
イスに寝ていた僕も、『このチャンスを逃がしてたまるか。』と身体が置き、由希子さんを離す気がありません。
厚く塗られたルージュが気になりますが、それを広げてやろうとわざと唇をずらしたりもしています。
僕は身体を回転させながらイスから降り、床へと膝を落とします。身体を回された由希子さんも、同じように床に手をついてしまうのです。
抱き締めたまま、一度唇が離れます。『もういい…?』と聞いて来る彼女に、『もうちょっとだけ、したい。』と答えました。
すると、『なら、しよ。』と言ってくれて、呼吸も調わないままに、再び唇が重なるのです。
由希子さんの身体を、僕の胸に手繰り寄せました。彼女の身体は崩れ、もう僕の手に持たれてバランスを保っているだけ。
そのために、彼女も僕の身体に手を回すしかないのです。着ていたワンピースも、完全に床についてしまっています。
キスは深いものとなってしまいました。重なるだけでは飽き足らず、僕の指は彼女の唇に掛かったまま、その口を開かせ続けているのです。
彼女の頭を支えていた手が、横顔の辺りにまで滑りました。バランスが悪く、下へ下へと由希子さんの身体が下がって行きます。
手にはファンデーションが付き、せっかくの化粧を剥がしてしまっています。
『ダメぇ…、ダメぇ…、』、キスをしている由希子さんの唇が辛そうに言葉を出しました。それでも、僕の手はそれをやめません。
そして、『浮田さん、それダメだって!やめなよぉ~!』と強く言われました。
58歳の年上の方にそう言われ、『やり過ぎ?マズかったか…。』と反省したように、僕の手は止まりました。
初めて揉んでしまった由希子さんの胸はほどほどに大きく、あのAV女優さんの貧弱な胸とは全然違うものでした。
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