「春美! よくも俺をいじめてくれたな!」
「こっち来い! 顔出せ!」
私は、春美の左頬に、ビンタを一発放った!
「好きにしていいって言ったよな。」
「うん。犯し・・・てっ!」
実は、春美の処女は、中2のころ、レイプ同然に奪われたものだと、私は知っていた。
でも、それが嫌じゃなかったと、春美が前に言ったことがあった。
2人とも、互いが互いの性癖を正直にぶつけ合う。
ぶつけて、受け止めて、それを快感に変えていく。
出会ってからの4年弱、変態に、素直に向き合った2人。
その集大成、卒業発表みたいだ。
バックで犯しながら、春美のお尻を赤くなるまで叩きまわした。
正常位でガン突きしながら、春美の顔にツバを何度も吐きかけた。
とにかく、気の済むまで、犯し続けた。
春美の体に、すでに私のデカチンがたくさん刻み込まれた体に、突きまくった。
故郷に帰っても、絶対忘れるなよ、との思いを込めて!
計3発、春美に出してしまった。
2時間半で4発・・・ しかもハードなセックスで。
あの頃に戻れるなら、戻りたい。
生まれ変われるならば、今度は春美と同じところで、生まれたい。
そして、春美と一生暮らして、幸せになりたい。
放心状態の春美を抱きかかえ、キスをした。
ビンタした左頬が、真っ赤に腫れ上がっていた。
大丈夫、泣き腫らしたって言っとくって・・・
私の部屋に戻った。
大家さんに部屋の鍵を返した。
大家さんから、よくうるさいって言われていた。
口はちゃんと押さえてたんだけど・・・ごめんなさい、快感には勝てないよ。
私が乗る飛行機と、春美の乗る飛行機、時間が近かった。
4人で一緒に伊丹空港へ。
手荷物を預け、検査場に入る直前まで、2人は手をつないでた。
強く、いつもより強く、握っていた。
もう会えないのかな?
またサークル絡みで会えるさ。
夏也よりもデカチンな人っているかな?
俺のが世界一だよ。
幸せになりたい。
俺も一緒。
そして、別れの時。
春美が、母と一緒に手荷物検査場へ。
最後、人目もはばからず、泣きながら抱き合った。
そして、名前を呼び合いながら・・・
もう、出会うことはないと思っていた。
未練が残るから、私は春美の全ての連絡先をアドレスから消した。
私はその後、就職した勤め先で苦労を背負った。
結婚はしたが、子宝に恵まれないどころか2年半で離婚。
セックスの相性って、こうも大事なのかと思い知らされる。
職を転々とした。
いろいろ、余裕がなくてストレスも溜めた。
瞬さんの言葉は、心の奥に残っていたが、もう負けそうになっていた。
そんな私に、一本の電話が。
大学時代のサークルの同期の男子からだ。
私、すでに30歳。
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