白い大きなバスタオルを体に巻いて 浴室を出て 私達は ベットへ腰を下ろした。
悲しげな顔をして 私を見る。
思わず 陽子を抱きしめる。
自然と口と口が合う。
長いキスの後 陽子が 今までのことを 話し出した。
『二年前に 事件が起こった。
週一回の 員数点検の日 二人で行う作業であったが 相手がどうしてもということで 陽子一人で行い 終わって 休憩室兼着替室で 帰る用意をしているところに オーナーが入ってきた。
今思えば 見張られていたかもしれない。
オーナーは 着替えの最中の下着姿の陽子に襲い掛かり 無理やり関係を迫られ 犯されてしまった。
終わった後 いくばくかのお金を置いて 部屋を出ていった。
次の日は 怖くて休んだが そうもしては居られず また勤めるようになった。
何日か経って オーナーから呼び出され 愛人になるよう 言われ断れず そのままになってしまった。
月に 二度ほど逢い 世にいうお手当てを貰う生活になって 生活が楽になると そのままズルズルとなってしまった。
二人になるベットの上で 今までにない 夫とは較べることができない セックスの喜びを味わい セックスの虜になってしまった。
前はもちろん 後ろへも オーナーの大きなものを入れられ 喜びを感じるようになった。
時には 手を縛られ目隠しされての 変態行為にも 喜びを感じるようになった。
オーナーからは お金でも 体でも 離れられなくなった。
しかし こういう状態は 長く続くものではなく オーナーの奥さんの知るところとなり 辞めさせられた。
赤井さんと 初めて会ったのは 辞めさせられる前の2~3ヶ月前 なんとなくピンときた。
そのため 赤井さんが来ると 率先して応対するようした。
ごめんなさい あの時はまだオーナーと関係していた時期だったのに。
あっ お臍まで毛が続いているのは オーナーのいたずらが 本当になってしまったの。
冗談交じりに あそこからお臍まで 毎回毎回 毛生え薬を塗られ それが本当に恥ずかしい話 生えてきてしまったの。
夫とも 年何回かの性交渉はあり それを見られ いぶかしそうに言われたが なんとなく言い逃れた。
赤井さん こんな私です。
今まで 黙っていて ごめんなさい』
事実は小説より奇なり こんな言葉が頭に浮かんだ。
こんなことがあるんだ。
しかし 今 私はもう陽子にのめり込んでいる。
陽子の口から出た 男たち・夫とオーナー その二人に負けまいと 大げさに言えば 心に誓った。
「陽子 やなことを よく言ってくれた
これからも 私は 陽子を 大事にしていくよ」
「嬉しい」
陽子は私に抱き付いてきた。
私もきつく抱きしめた。
その直後の 二人の行為は 今までにない 凄まじいものになった。
※元投稿はこちら >>