俺は自分でも気づかなかったのだが泣いていたようだ。「イヤ…ゴメン。亡くした妻を思い出して…」「そう…どんな奥さんだったの?」彼女は亡くなった妻の話を聞いてくれた。「素敵な奥さんだったのね…アラいけない、冷めちゃった…温め直すね」温め直した料理を二人で食べ終わると彼女はコーヒーを入れ俺の隣に座った。「美味しかった?」「最高(笑)」「ありがと」俺は彼女の手を握った。彼女は俺の腕に手回し両手で俺の手を握ってきた。俺は彼女の手を振り解き彼女を抱きしめキスした。俺の手は彼女の胸に…「だめよ…私、奥さんの代わりにはなれない…」彼女は俺の胸を押し離れようとした。「妻の代わりじゃない…美千子さんが好きだ」俺は彼女を押し倒した。「イヤ…ダメ…ヤメテ…ソンナ…」抵抗らしい抵抗もなく俺は彼女を抱いた。その日から彼女とは夫婦同然の生活をしている。もうすぐ本当の夫婦になる予定だ。
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