母から返信があったのは、メールを送ってから2日後だった。
最初の返信は、自己紹介・どこでアドレスを知ったのかだった。
自己紹介が入っいたのは、母のはまじめな性格からだろう。
住んでるところの詳細は不明だが大まかな場所は、「貴方の住む場所に近い」とメールに書かれていた。
ここで悩んだ。
こっちもまじめな返事を出してゆっくり関係を築くのか。
いきなり性的な内容で、驚かせるのか。
後者の場合、返信が来なくなるリスクもある。
こんなにも興奮する実験がすぐ終わるのは、すこし残念な気がした。
最初のメールでサイトで知ったことを伝えていたので、いくつかの男を装ってメールを出すことにした。
フリーメールなので、捨ててもいいアドレスをいくつも作成した。
ちなみに、メールは自分(パソコン)母(携帯)。
母はパソコン等に疎いので気が付かないと思う。
最初の会社員、その後は時間をおいて、若いチャラ男、中年オヤジなどの設定を作りメールを出してみた。
会社員(24) :メル友から始めたいといった内容。
チャラ男(20) :若い♂に興味ない?といった内容。
中年オヤジ(55):お互い不満を満たしたいといった内容。
そのほかにもいくつか設定を作りメールを出してみた。
大量に見知らぬ男からメールがくるという状況に、母がアドレスを変える不安があったが、返信がどんな内容なのか期待も大きかった。
メールを送った日に返信はなかった。
母の様子が気になり、実家に電話し、母の状況を確認した。
上記内容は伏せられていたが、メールについて教えてほしいと言われた。
母は専業主婦なので、家族以外にアドレスを教えていないから不安もあったのだろう。
いたずらメールはたまにあると説明し、返信を待つことにした。
どの男に返信をしてくるのか。
返信が来ない恐れもあったが、母がどの男に興味を持ったのか、気になって眠れなかった。
メールが返ってきたのは、2日後だった。
母は、このメールの関係を続けることにしたようだ。
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