外出から帰宅するとチャイムが鳴った。
(あ、そうか)昼間携帯に今夜会いたいと電話があったのを思い出した。
ドアを開けるとちかちゃんが笑顔で立っている。
『いらっしゃい、って、あらま』
『こんばんは』
少し着飾った服装に目をひかれながら部屋に招き入れた。
『お出かけするのかい?』
『うん、今度友達が結婚するの。で新しく買っちゃった♪』
スカートを摘んだり両手を広げて感想を求めてくる。
『髪はあげるんでしょ?うん、いいね。』
『ホント?やった♪』
腰丈の上着にフリルのブラウス、柔らかく揺れるやや短いスカートと綺麗にまとまっていた。
『人妻に見えないね。うん、女子大生で通用する』
『へへっ、派手かなって思ったけど結婚式だし』
『このくらいがちょうど良いよ。新郎の友達にナンパされそうだ』
『え~どうしよぉ♪』
『奥さん、嬉しそうですが?』
『ナンパされた事ないし、ドキドキしちゃう』
『乗り気だし(笑)』
『ん、ね、本当に変じゃない?スカート短いかなぁ?』
立ち上がって視線を変えて見てみる。
『胸元がと思ったけどイヤらしくないし、ラインもスッキリだね。シフォンスカートだっけ?薄手だけど透けてないから爽やかだと思うよ』
『ホント?本当に変じゃない?』
『うん、好きなファッションだよ』
すると突然ドーンと抱き付いてきた。
『なんだ、どした?』
『旦那にメールしたらキャバ嬢みたいだって…』
『あぁ、テレビとかのイメージだとそうなるか』
『ぶぅ…でも酷くない?』
『ん~生で見たら印象変わるよ。きれいだから誉めてくれるって』
小さな体を抱き締め髪を撫でながら慰める。
『ほらシワができちゃうよ』
『いい…ギュッてして』
抱き締めながら話題を探した。
『こんな時は下着もおしゃれする?』
『うん、するよ。やっぱりバランス考えるもん』
『ちっちゃいTとか紐とか?』
『いちおレースのTにしたの、白で。ほら…』
ちかはスカートの横を持ち上げ下着をチラリと見せて笑った。
『若妻の誘惑?(笑)奥さん、いいだろ、ほらほら(笑)』
お尻をむにゅっと揉んでやる。
『あっ、おやめになって、いけません、私には主人が~(笑)』
『のってるし(笑)そういえばまだ帰ってこないの?』
『来週帰ってくる、ね…』
『良かったじゃん?』
『うん…でも…』
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