②みんな散々騒いだ。時間になり二次会に行く人帰る人に別れた。俺はかなり酔っ払っていて、意識ははっきりしてるが足取りがままならなかった。Eもかなり酔っていた。Eの方がヤバかった。俺はトイレで戻して足取りをしっかりさせた。Eに「大丈夫?」って聞いたが何を言ってるか判らない。「帰れるか?」って聞いたら「う~ん・・・無理~立てない」と言ったので仲間に「Eが無理みたいだから悪いくど送ってくわぁ~」と言ったら仲間から冷やかされた。俺がEの事を好きだったって事はほとんどの奴が知ってる。もちろんEも知ってる。俺はEをおぶり駅に向かった。Eの柔らかさと温もりが背中越しに伝わってくる。その内Eが起きて「Aゴメンね、重いでしょ?」と聞いてきたから、俺は「この位大丈夫だよ」と答えたら「Aは昔から優しいね」 と言った。俺はなんか嬉しかった。「Aが旦那だったら良かったな」とボソッと言った。俺は冗談で「ホテルでも行くか?もっと一緒に居たいし」と言ったら「Aとならいいよ」と答えたので「マジで?」と聞き返したら、ギュッと腕を絡めてきた。駅でタクシーに乗り運転手に「〇〇のホテルまで」と告げた。Eは俺の膝に頭を乗せ着くまで手を繋いだまま寝ていた。
※元投稿はこちら >>