守と付き合い始めて、少し暑くなった頃です。服も、ティシャツとか薄手の
ものに変わっていました。そんな時期、彼に後から抱きしめられ、Tシャツ
の上から乳房を掴まれました。更に、Tシャツの下に手を入れられ、ブラジ
ャーの中にまで。アッと言う間に、乳房を掴まれておりました。さすがに私
は怒りました。
「なんで、なんでこんな事をするの?」
今考えても愚問でした。愛する者を欲するのは、男として当然の欲求なので
す。それを私は忘れていました。彼がその感情を出さない事に安心していた
のです。守とて至極普通の男性なのです。守は私にそれを訴えました。
「もう逢わないよ、こんなことする守とはもう逢わない。」
さすがに守はショックを受けた様ですが、私はそう守に宣言しました。
そして、私は言葉通り彼との逢瀬を中断しました。
でも、電話での会話を拒むつもりは有りませんでした。彼の気持ちを考えれ
ば、そうせざるをえませんでした。彼は「死ぬ」等の言葉をそれまで何度も
使い、時には主人に話し、私を譲り受ける等とまで言ったことが有りまし
た。彼をそこまで追い込んだのも私にも責任が有るのです。
確かに彼と逢っている時は、恋人気分で過ごしていた様に思います。日常の
マンネリした生活の中で、チョッとして潤滑油の働きを守がしていてくれた
のです。だから、一方的に彼だけを責める事は出来なかった。
私達の関係は、初めの状態に戻った訳です。電話で話すだけの・・。
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