この話、作り話なんかじゃないんですよ。実話なんですが、まあ信じていた
だける方だけにだけでも、最後までお読みください。
スーパーの駐車場で初めて彼の素性を知ると、なんだか本当にお友達になっ
た気がしました。悪い人にも見えないし、年は行っていますが、彼は独身で
した。年を召したお母様と、その世話をする為に彼のお姉さんと、その息子
さんが同居しておりました。身元がハッキリしているだけに、怪しげな人と
交流を持ったとは考えませんでした。ただ、彼が私に対し好意を持ってくれ
るのは嬉しいのですが、そんな人と交流を持つ事が、結婚している私として
は抵抗が有りました。だから、主人を裏切る様な事だけは避けるつもりでお
りました。その彼が、たまには私の顔を見て話がしたいと言い出しました。
そして、先日の様にスーパーの駐車場を指定して来ましたが、私は正直その
場所も怖く感じていました。いつ知った顔の人と会うか判らないのです。
場所が、主婦の集まるスーパーです。私は、別の場所を伝えました。
町外れにある、ポンポン山と呼ばれる場所です。ハイキングコースになって
いる場所ですが、それは土日の話。平日は、殆ど訪れる人のいない場所で
す。その駐車場を指定しました。約束の時間姿を表した彼と、傍に有る神社
まで歩き、そこで話をしました。いつの間にか、プラトニックな交際が始ま
っていました。このデート方式は、次第に場所を変え、発展して行きます。
小さなポンポン山から、そこから少し足を伸ばした場所に有る、小さな湖の
ある公園へと変わります。その駐車場に2台の車を並べるうと、私が彼の車に
乗り移り、彼が運転して隣町の大きな公園で堂々とデートを重ねました。し
かし、彼が私に求めたのは、手をつなぐことだけです。それと私をこずえと
呼び事です。私も彼を親しみを込めて守と呼ぶ様になりました。
※元投稿はこちら >>