嵐の夜に幸とあったこと。
幸は地元ではなく隣の中学へ進学することになっていた。
5年半ばから不登校になっていたが、夏休み前ぐらいから月に何日かフリース
クールに通うようになった。
そのせいか幸は名前だけではなく、先輩と呼ぶようになった。
幸とふたりきりだったけど、せっかく仲良くなったのにと、今までの関係を
壊す勇気もなかった。
ふと思いついて冷蔵庫からビールや缶チューハイを失敬した。
『飲んだことはある?』
「ちょっとだけ...」
とはいえ、乾杯する機会なんてはじめてだったので、大人ぶってビールを開
けた。
幸はやっぱりビールがダメで、ピーチやカシスなんかのカクテルやチューハ
イを開けた。
オレも本当はそっちのほうが好きだけど、かっこつけてビールを飲んでい
た。
飲みなれないアルコールを飲んだせいか、ミニ缶をふたつ空けたところで幸
は顔が真っ赤になり、
テンションがおかくしくなっていた。
「先輩、好きな人おるんやろ? 誰なん??学校の人?」
背後に回って絡んできた。
『まぁ、おるけど...言わんよ』
「マジ?あたし、知ってる人?誰よ~」
『お前こそ、誰よ?』
「えー カーくんとかぁ?」と当時大人気にアイドルの名前を出したり互い
にのらりくらり。
たしかに以前は同じ中学に好きな人がいたが、おばさんに夢中になり、
生意気な幸のたまに見せる可愛いところが気になったりと、オレがおばさん
の家にまめに通うのに十分な理由が出来ていた。
「ねぇねぇ誰なん? あたし知ってる人なんか?理加ちゃん(幸の姉)と
か?」
春から一人暮らしをしてて、ここ最近は一度もあったことのない姉なんかま
ったく興味はなかったが、
以前は姉のもとの思しきセクシーな下着がよく干してあり、オナニーを覚え
たての少年としては格好のネタだった。
『理加姉は彼女やったらなぁ...美人つうかエロいし。お前もあんなになるん
かな?』
そういうと幸はため息をついて、
「〇〇、サイテー」といって股間を蹴ってきた。
当たり所が悪く悶絶してると幸が心配そうに覗いてきて
「え?え?痛い?ごめんね」と謝ってきた。
『いーや許さん』
そういって幸を押し倒すと、ミニスカートの中からコットンのパンティが丸
見えになった。
薄布一枚ごしで股間に足裏を当てて、電気アンマした。
「や、やばいっておしっこ漏れる...」
しばらくいたずらしてると、幸が懇願してきた。
足裏で幸の股間の感触は十分楽しんだので、解放するとトイレへ駆け下りて
いった。
幸が階段へ登ってくると、「ちょっとあっち行ってて」と部屋から追い出し
た。
ドアの前で中の気配を探っていると「いいよ」と声がかかった。
幸は膝の上にタオルケットを掛けていた。
「アホやろ...」と恥ずかしそうにうつむいた。
『どしたん?』と尋ねると、
「言わない!」
それ以上は言わなかったが、たぶんちょっと間に合わなかったんだろう。
アルコールも入っていたので大胆になっていたので、凹んでる幸の背後に回
って抱っこするように腰掛けた。
これぐらいのボディタッチは普通になっていたので、幸も暴れたりしなかっ
たが
「...ここ痛い」と口をとんがらせた。
『どの辺?』そういって、タオルケットの中に手を忍ばせた。
手で触れるのは初めてだったので、ドキドキしながら太ももの付け根に手を
置くと、素肌の感触。
最初、スカートの中へ手が入ったのかと思ったが、腰の辺りを触ってみると
下着の感触しかなかった。
「びっくりした?」
幸が屈託ない笑顔で笑った。
『びっくりした~ マジでパンツ一枚?』と聞くと、
「そだよ。ほら」とタオルケットをパっと一瞬まくった。
洗濯物で見慣れたコットンパンティではなく、姉やおばさんが履くようなひ
もパンだった。
ホラホラぱっぱっと何度もチラ見せした。
大きくガバっとタオルケットがめくれると、けっこうなハイレグで面積も小
さい。
『6年がこんなん早えよ』と幸に説教した。
そうは言いつつも自分の両手はしっかり幸の生太ももの上にあり、すべすべ
と撫ぜていた。
幸も何も言わなかった。
『なぁ、本当は好きな人誰なん?』とさっきの質問をぶつけてみた。
おばさんの言葉を信じれば、幸は遊び仲間になる前からオレを好きだったら
しい。
しかし親しくなるにつれ、オレは格好悪いところもいっぱい見せ、幸も癇癪
を起こしてよく喧嘩になったこともあって、
友達以上に思われていたのか自信なかった。
「何人か気になる人はおるよ。...もっと飲む?」
そういうと幸は立ち上がって、キッチンへ向かった。
小ぶりなお尻が丸見えだったが、幸は気にもしてなかった。
「よっこらしょ」
幸はオレのあぐらの上に薄いクッションを置き、座椅子のようにして座ると
膝にタオルケットをかけて、パンティを隠した。
幸も酔っているせいか、心なしか幸の体温が普段よりも高く感じた。
互いに新しい缶を開けて一口飲むと、フリースクールの男の子や、スタッフ
の名前を挙げた。
男の子はオレと歳は一緒だが学年が一年遅れで、幸と同学年。
相手も幸に好意をもっているのが、幸の言葉から推し量れた。
来年は中学も違うし...正直寂しかった。
どんどん缶を空けた。おばさんには大目玉を食らうだろう。
「先輩は?あたし言ったよ?」
少し酔ったかなーと感じだったが、大きく息を吐くと、冗談っぽく漏らして
みた。
『オレは...目の前にいる娘』
幸はケタケタ笑ったが、
「で、本当は誰なん?」と今度は真面目な顔で聞く。
またビールを飲み干した。
『お前』と答えた。
「嘘やろ?先輩、いつも怒るし...」
『オレ、いやか?どう思ってた?』
頭が真っ白でうまく質問できなかった。
「そんなん...わかんないよ」
タオルケットの中に手を潜らせると、そっと幸の股間に手を置いた。
「え?嫌!やだぁ...」
幸が手を抑える。
指先でクニクニと恥丘の辺りを押した。
「やだぁ...お願い...やめて」幸が本気で懇願してるのがわかった。
失敗した...手を太ももへ戻すと、幸がビクっと身を固くした。
『ごめん』
「ううん。びっくりしただけ...」幸が首をふった。
「さっきの、本当?」
うなづいたが、
「嘘やろ?。いつも馬鹿にするし、意地悪やもん。先輩」
「お母さんとばっかしゃべってるし...」
「あたしの話とか全然聞いとらんし」...etc
矢継ぎ早に非難された。
しかし、一息つくと、
「あたし、嫌じゃないよ。けど...マジで?」何度も疑り深く聞く。
幸のお腹に両手を回して、抱き寄せた。
『幸、好きや』
「え?え?ホントに?」
Tシャツの上から小さな膨らみを確かめたが、幸は手を添えるだけで拒絶しな
かった。
「大丈夫...」また幸がつぶやいた。
また恥丘に手を伸ばした。今度はもっと柔らかいところまで指先を延ばす。
「やだ...なんで、あたしなん?」
幸はもじもじと膝を合わせた。
幸は本気で拒否はしなかった。
『もっと幸のこと、知りたい』
そう言うと、つまんでいたひもパンのリボンを解いた。
「ウソ?なにしたん?ちょっと...待って。まだダメやって」
太ももの付け根を撫ぜると幸の肌だけが触れた。
『幸は?オレのことどう思う?』
「わかんない...」そううつむくだけだった。
オレの袖をギュっと掴んで、じっと考え込んでいるように見えた。
「ただいま~」
顔を見合わせると、幸は膝から飛び降り、大慌てで紐を結び、スカートを拾
った。
幸の白いお尻が半分だけ、しっかり目に焼き付いた。
そして、幸に見られてしまった後編に続きます
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