唇を重ね合い、私の手は彼女の身体を這う。
スカートの裾から手を差し込もうとする。
あぁ~ん、ダメェ、お願い待ってぇ、先にシャワー浴びてから、ねっ、お願い。
一緒に浴びようか?
いゃょ、恥ずかしいから貴方が先にシャワーして。
彼女に追い立てられるように洗面所で服を脱ぎ浴室に入る。
もう少しで彼女の柔肌が私のものに成ると考えただけでも、私の熱く膨れ上がる。
浴室のガラスドア越しに彼女の姿が写る。
一緒に入る決心が出来たのかな?
私がドア越しに言うと彼女は
違うょ、歯磨きしてるの。
やはり一緒に入ってくれないんだぁ。
うん、どう考えても恥ずかしいから。
程なく彼女は洗面所から消える。
洗面所に戻りバスタオルで身体を拭く、私の脱いだままの衣服が、きちんと折りたたまれ籠に納められていた。
ありがとう、たたんで置いてくれたんだぁ。
彼女はソファーに座り飲みかけのコーヒーを口元に運んでいた。
シャワー浴びておいで。
うん。
彼女は、ゆっくりと立ち上がり洗面所に向かう。
絶対に入って来たら、いゃだからね、約束よ。
うん、約束する。
彼女は洗面所のドアを静かに閉めた。
私は、飲みかけのコーヒーを飲み干しベッドに入り彼女を待った。
テレビを見ていると、彼女の声が。
私は顔を浮かし洗面所の方を見る。
なに?どうかしたの?
ねぇ、部屋の明かりを暗くして。
洗面所のドアから顔だけを覗かせ言う。
明るい方が、良く見えて好きなんだけど。
いゃょ、そんなの全然、良くない、お願いだから暗くして。
ほら、これで良いかな?
ダメ、もっと暗く、真っ暗でも良いから。
え~、ほら、これが一番暗い状態だよ。
ねぇ、目を閉じてて。
はぃはぃ。
彼女の言う通りに目を閉じる。
彼女が素早く隣に潜り込んで来る。
あ~、お布団の中、温かい。
私は目を閉じたまま彼女の方に向く。
ずっと、そうやって目を閉じてて。
笑いながら彼女が言う。
もう目は開けても良いかな?
冗談っぽく言う。
ダァ~メ。
私が薄目を開けると彼女と視線が合った、彼女は、はにかむような笑顔を見せると、そのまま布団を持ち上げ、顔を隠す。
片肘を曲げ頭を支えながら、そんな彼女を眺める。
時折、彼女は布団の中から私を見て視線が合うと直ぐに再び顔を隠す。
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