友人Mは、Iのことが好きで、やっぱりアイツは美人だよ。当時の俺の見
る目に狂いはなかった。お前も昔のことを忘れて、SとIのところに行こう
ぜと言ってきた。俺は移動しないで、Kという幼稚園と小学校6年間と中3
の時のクラスメイトを友人Mの空いた席に座らせて呑むことにした。(Kと
一線を越えた話は近いうちに報告いたします。)友人Mは順番待ちでIと携
帯の交換に成功して喜んでいた。Kは当時、田中律子のような本田美奈子み
たいな感じで、おとなしく、吹奏楽部で、頭が良くてだったけど、ついでに
酒が強くて、潰されそうになっていた。
割り箸を割ることもなく、ビール5~6杯も飲めば、腹が膨れて、日本酒
にしたのが良くなかったみたいだ。すると、SとIと携帯番号交換を一通り
済ませた男性陣が、お前、昔Sと付き合ってたんだから交換しろよ!Sもお
前のこと気になって仕方がないんだぞ!!とか抜かして、そいつ等ボコボコ
にしようかと思ったが、普通に堪忍袋が切れて、顔に出すことなく、Kとメ
ール交換を済ませてから店を出た。
店を出て、タバコを吸い、帰ろうとすると、友人Mが慌てて、追っかけて
来て、お前何やってるんだよ!!戻ろうと引き止めて提案されても俺の意思
は固く、キャバクラに行こうと逆に友人Mを誘った。友人Mは、Iと交換で
きたからまあいいかということで、駅の反対側のキャバクラに行くことにし
た。
すると、友人が携帯がないと言い出した。お前が店を慌てて出たから、ど
こかに失くしてきたのかも、ジャンバーやらどこかにあるかもしれないから
ワン切りしてと頼まれ、してみたが、鳴った気配がない。どこかに落として
しまったようだ。友人Mが店かもしれないので戻ると言い出した時に、俺の
携帯が鳴った。友人Mからの発信だ。
声の主はIで、携帯の交換して、まだ返してないうちに、俺らが店を出た
と悟り、わざわざ、追いかけたものの姿がわからなくなったと言う。今、反
対側にいることを伝えると、店を出たから、そっちまで届けますと言うので
待つことにした。待っている間、Iの事がよっぽど燻っていたらしく、可愛
いを繰り返していた。10分位して、友人Mは、Iに何度もお礼をしてい
る。何だか別れ惜しんでいる。
Iが、まだ8時なのに、もうお寝んねするの?20代沢山イケナイことし
たから真面目になったのかしらね?それとも、店を変えて飲み直さないかし
ら?いきなりのIの提案にMは、キャバクラ行こうと話していた位だから、
そうしようそうしようとハイテンションで乗り気満々。だけど、俺は乗り気
じゃなかった。隣にはSが居たから。
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