<X2><Xiー1>2 理論物理学に於ける「ゆらぎ」の定式である。
「籍」も要らない。「金」も要らない。対価を何も求めない。両性が楽しむ
関係。凄まじく解析が難しい問題に踏み込んでしまった。「性の商品化」定
義は案外、簡単な問題なのである。フランス実存主義哲学のボーボワールの
「第2の性」を引用するまでも無く、資本主義社会で女性の性は商品化の現
実をあちらこちらで見る事ができる。要するに売って居る性は腐るほど存在
するのである。問題は売って居ない性である。その関係を結婚に限定するの
も簡単である。結婚は安定的、固定的である。ところが結婚を望まないと、
どうなるか?途端にその関係性は「揺らぎ」だす。是の関係の定義は異常に
難しい。論理的帰結。時間的経過の果てにも結婚を望まない。是はどうした
関係なのだろう。是の場合には、幾つかの前提条件と考えて置くべき事があ
る。
①特に完全に女性側が経済的に独立して居る事。それは死亡時に至る迄、完
全に周到な準備がなされている事が必要である。
②性的関係に拘らず、その関係性が全人格的である事。
③両性に依存心は全くないが、それでも両性が「好き合っている。」事。
④命を相手の為に捧げられる事か?是が難しい。・・・・私は至高の愛は、
相手の為に自分の命を躊躇無く捨てられる事だと20年位前に気付いた。そ
れ以来キリスト教の購いの十字架と三位一体説は真理だと考えている。した
がって他所の女と婚外性交をする時に、「愛している」と言った事は一度も
ない。「好きだ。遣らせてくれ。金は払う。」だけである。問題は女房以外
に是の命を捨てられるか?
である。是は正直な所、解らない。ましてや命は一つしかない。
⑤タダ、生涯、あの女たちは、私を「恋人だ!」と言うだろうナァとは思
う。私は「友情かナァ?」と揺らいでいる。是は本当に解らない。純粋な恋
愛?解らない。私は頭が悪い!
⑥反対給付を求めない愛は、奉仕の愛。尽くす愛である。与え続ける事が喜
びでなければならない。是は神の愛=アガペーに近似している。
⑦性器が健康な時だけの肉的な関係も有る。淫乱男と淫乱女の関係である。
是は非常に下等動物的である。同時に動物本能的だとも言える。只管の子孫
繁殖行動。したがって避妊はしない。楽しむ関係より受精ー射精の関係なの
だろう。
考えれば、考えるほど解らなくなる。私の揺らぎの振幅は益々増大する。あ
ぁ。解らない!
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