約束の日、私は時間より5分程早く待ち合わせ場所の墓地の駐車場に着きました。もしかしてバックレたか?と思っていると、Aさんの車が時間より10分程遅れて駐車場に入ってきて私の車の横に停まりました。私が駐車場に着いてからAさんが来るまでの約15分間はとても長く感じました。
助手席に乗り込んできたAさんの服装は黒のダウンに黒のニットセーター、そしてジーンズといった感じで、私が『浮気を目撃した時と同じ服装で来て下さい』と指定したものとは全く違うものでした。
『時間に遅刻』
『こちらの指定は無視』
この時点で私も少しイラっときていました。
『ちょっと遅刻ですね?』
私はイラついてるのを抑えながら笑顔でAさんに話しかけました。
『……ごめんなさい』
『白のパーカーにデニムのスカートじゃないっすね?あの時と同じ格好で来て欲しかったんすけど?』
『…そんなことしても意味なんてないって思いますけど?』
完全にこちらを下に見てるAさんの態度に私も我慢できなくなり皆さんのアドバイスも忘れて『絶対にAさんを犯す!』と決意してしました。
『少しドライブしましょうか?』
そう言って私が車を走らすとAさんはビックリした様子で
『ここでするんじゃないの?どこに行くの?』
と聞いてきましたが私は無視して駐車場を出ました。
後ろについてくる車がないかをバックミラーで確認しながら墓地から車で20分程の小さな公園の駐車場に向かいました。
『なんで移動する必要があるの?さっきの場所に戻って下さい!』
隣でAさんがうるさいので
『もしかしたらAさんが浮気相手に相談してあの場所に男呼んでるかもしれないから場所変えるんすよ?』
と説明してあげました。
それを聞いたAさんはあきれた様子で
『そんな事する訳ないでしょ?現場を見られたことは彼にも言ってないし、第一彼の家族にも迷惑かけてしまうかもだから彼には相談なんかせずに私一人で解決するつもりで来ました!』
みたいなことを言ってましたが、私は
『一応念のためっすよ』
と軽く聞き流して目的地まで急ぎました。
Aさんの言ってたことは本当のようで不審な車がつけてくる様子もなく目的地の公園の駐車場に着きました。
※元投稿はこちら >>