私を見たAさんの目は怒りや絶望や猜疑心など様々な感情が浮かんでいたような気がしました。
『中…見たんですか……?』
ここは押しどころだと思った私はあの日の状況を全て話しました。
『男がAさんの上に乗ってAさんの胸に顔うずめてましたよね?スカートの中に手も入ってましたよね?その後二人が69で舐めあったのも見てました。だいたい中見なくても車の外にAさんの声もれてましたよ?』
そこまで言うとAさんはまた握った手を見つめたまま
『もうやめてください…』
と泣きだしそうになってしまいました。私も興奮し過ぎたかな?と反省して黙ってしまいました。
しばらく二人とも沈黙してしまい、車内に気まずい空気が流れていましたが、Aさんが
『目的は何ですか?』
と私に聞いてきました。ここで露骨に迫っては失敗すると思ったので、極力優しい声で
『もしあれだったら相談に乗りますよ?旦那さんとうまくいってないんっすか?』
とAさんに語りかけました。
Aさんは険しい顔で私を睨んで
『旦那とは仲良くしてますし家庭に問題なんかありません!彼とのこともあなたには関係ないですよね?はっきり目的を言ってくれませんか?お金だったら少しなら用意できるからまたちゃんと払います!だからそれでもういいでしょ!』
と、すごい剣幕で怒りだし車を降りようとしました。
元々主婦が自由にできる金なんてしれてますし、私の目的はAさんの体であってお金のことなんか全く考えてなかった上に、いきなりのAさんの態度に軽くパニクってしまい、慌ててAさんの手を掴んでなんとか席に座らせるのがやっとでした。
『もう話は終わったんで帰らせてもらえる?手離して!』
私は必死で、
『ちょっと待って!お金とかそんなのが目的じゃないから!とりあえず、話聞いてくれます?』
そう言ってAさんをなんとか引き止めました。
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