ドレッサーの鏡の中で左胸に彼が残した熱いキスマークが少し色褪せているのを確かめました。
先週の金曜日の夜、47歳の私は息子と同い年の彼に初めて抱かれました。
旦那は単身赴任中で、20歳の大学生の息子と2人暮らしをしていて、息子が高校を卒業して大学に入ると同時に近所のスーパーで週に3日のパートを始めました。
そんな私の目の前に現れた彼は、同じスーパーのバイトくんです。
まだ少年の面影があって、気さくで、お話もするようになりました。
パートが終わってお茶に何度か誘われて、彼という人を知るようになりました。
「長い髪の女性が好きなんです。」という彼の言葉を覚えていて、その時は軽く肩にかかる程度の髪を、いつしか伸ばしている私がいました。
「いつも後ろで髪を束ねて、デニムを穿いている姿しか知らないから、髪を解いてスカート姿を見てみたいな」
そんな彼の言葉に、ちょっとくすぐられるものを感じていました。
「休みの日にデートに誘ってもいいですか?」
そう言ってくれたのは、夏休みのことでした。
私は彼のお誘いを受け入れました。