不倫体験告白

17年前までいた、就職して初めて勤務した支店に転勤が決まった。
引っ越しの最中、その街で23歳から26歳まで付き合ってた2歳年下の元カノにメールしてみた。
転勤後、二人の思い出の公園で再会することになった。
その公園は、最初に出会った公園であり、私が転勤で去るときにお別れした公園でもある。
元カノの親が、転勤族とは結婚出きない主義で、一緒に転勤できなくて別れた。

公園で17年ぶりに再会、私43歳、元カノ41歳、お互い老けたね～と笑い合った。
そして、お互いずっと忘れられず、その後も心はずっと想い合っていた事が分かった。
メールだとばれたら困るので、月に一回、例の公園で会うことにした。
仕事の帰り、二時間程度の逢瀬だったが、お酒を飲みに行ったりして楽しかった。
別れ際、次に会う日時を決めて、連絡を取り合うことはしなかった。

再会して一年、関係してしまった。
お別れのセックスから18年ぶり、俺44歳、元カノ42歳、お互いの身体を見て、
「やっぱり、年取ったわね・・・」
お互いの性器を見せ合って、
「お互い、あれからだいぶ、使い古しちまったな・・・」
お互い赤黒く色づいた、グロテスクともいえる男性器と女性器を舐め合った。
どうしても直接触れ合いたくて、生で交わった。
女房とは違う喘ぎ、女房とは違う反応、女房とは違う腰振るタイミング、とても甘酸っぱい交わりだった。

元カノと月イチ不倫なんて、最低な事をしてると分かっている。
でも、あんなに愛し合ってたのに、親の都合で結婚できなくてずっと未練が残ってたから、どうしようもなかった。
そして、この関係は4年続いた。
つまり、元カノとの不倫セックスは48回・・・連絡は取らず、次回会う時間を決めて月イチだったから、バレずに最後の逢瀬を終えた。
「二度目のお別れね・・・」
「そうだな。俺も48歳、もう一度この街に戻ることはないな・・・」
「楽しかったけど、もう、会わない方が良いわね。それじゃ、元気でね。」
「ああ、さよなら・・・」
二度目のお別れは、駅前だった。

引っ越し荷物を積んだトラックが先に出た。
俺は、家族を乗せて車を走らせた。
途中、最後の見納めにあの公園の脇の道を通った。
公園の入り口に、元カノの姿があった。
やっぱり・・・お別れは公園だよな・・・元カノもそう思ったようだった。
目でお別れをして、元カノの前を通り過ぎた。
スローモーションのように、元カノの顔が脳裏に焼き付いて、元カノが思い出になった。