これを読んでくれている人の年齢層は30~40代くらいだと勝手に思って(笑)文章を書いていきたいと思います。電車での通勤の傍ら暇つぶしにでもなればと思います。
私の名前は宮内浩二。35歳です。
今のホテル料飲関係の会社に30歳の頃に中途採用され、今年の夏までは大阪にある中央支社というところで広報担当などをやっておりました。
そんな私は今のコロナ渦の影響か、それとも仕事中にちょっとした不注意で社用車を使って事故を起こしてしまった事が原因か、今年の7月。私は兵庫県の山間部にある、ゴルフ場が併設された会社の系列の宿泊施設へと飛ばされてしまったのでした。(私が独身であり、飛ばしやすかったというのもあるかもしれません)
それからの私の生活は一変しました。今まで朝起きて満員電車のラッシュに詰め込まれ、会社に到着してはPCの電顕を入れてメールチェック。そして12時ちょうどに昼食をとり13時ちょうどに仕事再開。そして17時、あるいは18時に業務終了。典型的なサラリーマンスタイルでした。
それが現場である宿泊施設の社員寮へと転属となった私は、毎朝5時に起床。それからゴルフ客の朝食を準備する為に、寮からの送迎バスにのり6時30には現場である宿泊施設へと到着。
そして朝食の準備をし、それが終われば昼食の準備。そして3時間の中抜けの時間があり、夕方になればまた夕食の準備に差し掛かる。・・・という、デスクワークから現場スタッフへと変化したのです。
給料はさほど変わらないものの、、(ここまでガラっと従業員の労働要件を変えるって、労基法で認められてる事なんか?)とは思いながらも、もともとブラック企業に近いわが社の中で「飛ばされる」というのは日常茶飯事。このコロナ渦が落ち着けば、元に戻る事もあるだろう。と希望的観測の元に粛々と毎日の仕事をこなしていたのです。
ですが、、、仕事をしている間はいいのですが、寮生活っていうのは案外、時間を持てあましてしまうものだったのです。
今までなら独身であったもので、仕事が終わればその足で買い物に行ったり、軽く料理をしたり洗濯したりとする事があったのですが、寮にはいってからは食事は食事券を買って注文しておくだけ。あとは勝手に社員用に賄いが作られるので、自分で料理をする必要がありません。
洗濯だって同じ。会社で来ていた制服はクリーニングに出すだけで、後はアイロンがきいた制服が寮に届けられるのです。洗濯するのはごく、個人的なもので済むのです。掃除といっても、ただの4畳4畳の何もない部屋だけ。さほど掃除に時間をかけ必要もありません。
こんな寮生活も楽は楽であるのですが、どうにも時間を持て余すという部分は否めませんでした。
そこで私が始めたのはゲームでした。寮の自分の部屋にあるパソコンで、いろいろとダウンロードゲームを見ていたところ、、ここは実名を出しても差支えないでしょう。スチームというゲームを販売しているサイトの中にPGAツアー2K21というゴルフゲームがあったのです。
私はゴルフなんて一切やったこともないし、興味もなかったのですが、このゴルフ場が併設された宿泊施設という場所で生活をしているせいか、(そういやゴルフって今までなんの興味もなかったけど、実際おもしろいんかな?)なんて思い、ふとそのゲームをやってみる事にしたのです。
そして、人生初のゴルフゲームをやってみたところ、これが意外と面白い事に気が付いたのでした。ここでゴルフの面白さなんて語り始めたら文章大きく脱線しますので、ここではあくまで「ゴルフは意外と面白いと思った」とだけにとどめて置きたいと思います。
それから私は毎日、毎晩、寮に帰ればゴルフゲームに興じてしまい、最初は何も分からなかった私も気が付けば自然とゴルフで使う専門用語等も理解できるようになっていたのです。
そして、多少ではありますがゴルフの知識というものを手に入れた私は、それで仕事での変化が訪れてきたのでした。
それは今までスルーしていた客のゴルフ会話などを聞いた時、「82が俺のベストスコアだなw」なんて話している時、この82というボギーありきのスコアが、どれだけアマチュアにとって奇跡的な数字であるか自然と理解している私がいたのです。(ゲームではパー、イーグルを取れて当たり前w)
そして同じ職場の連中と自然とゴルフの話が出るようになり、意外と私の周辺には環境のせいもあってかゴルフをやっている人が多い事を発見したのです。
それからなんです。私が仕事以外では寮の中にひきこもり、ゲームばかりやっていた私が、職場の人間を通じて、ゴルフという世界に片足を踏み込んでしまったのが。
長くなりましたが、以上が「あらすじ」となります。
次回からは、実際にゴルフ練習場での出会い、初めてラウンドをした帰り、ゴルフウェアを着たまま同僚のコと〇〇な事をやってしまったあの出来事、そんな話を書いていく予定です。
次回の投稿を気長にお待ちくだされば幸いです。