不倫体験告白

40代後半です。子どもはいません。
夫の浮気を知り、証拠集めはしたものの、嫉妬も怒りも何もなく、どうしようかと考えた末、私も浮気することにしました。
こんな歳になっても相手は見つかるものなんですね。
少し離れた街で、年甲斐もなく腕を絡ませてデート。人目も憚らずにどこでもキス。彼に言われるまま素足にミニスカート。大好き、愛してる、私も。側から見たらオバさんが気持ち悪いと思うでしょう。それを分かった上で、楽しんでいました。
アダルトショップに行ったり、成人映画館で露出したり、初めてのこともたくさん経験しました。
ある日夫から話があると言われ、証拠を突きつけられました。彼とホテルに入る写真。腕を組んで歩く写真。
ちょっと待ってね、と私も夫が浮気していた証拠を出しました。内容は同じようなもの。
かなり長く沈黙した後、「引き分けみたいだな」「そうみたいね」とだけいい、離婚確定。どちらも慰謝料はなく、財産分与して私は家を出ました。
その後しばらくは、財産分与で私のものになったセカンドハウスに住み、浮気相手の彼とも関係を続けました。もう既婚者ではなくなったので、より一層乱れた生活になりました。お酒を飲み、セックスをして、お風呂に入り、デリバリーの食事を食べ、眠り、起きたらまたセックス。
1週間くらい、そんな生活をしていたのですが、唐突に、飽きてしまいました。
つまらない、あまり心が動かない。
たぶん、浮気している、という背徳感が快感だったのだと思います。

今、私には新しい彼がいます。
一緒に暮らしていて、お互いいい歳だから式はせずに、籍だけ入れようと話しています。
私よりも2歳年上で、落ち着いた、優しい、とても素敵な人です。
夜の生活も満たされています。たぶん私の経験した誰よりも、彼はセックスが上手だと思います。相性も良いと思います。
そして、浮気相手の彼とも続いています。
新しい彼がいるのに、ではないのです。
順番が逆なんです。
浮気という背徳感が欲しくて、彼とお付き合いを始めたのです。
二人の寝室に浮気相手の彼を招き入れ、中に出された後も軽く拭く程度で下着を履き、仕事から帰ってきた新しい彼と一緒に隣合わせ座って食事をしたりキスをしたりしています。