昔の思い出話です。
結婚して数年後に出産、子供が5歳の頃。
新婚の雰囲気は、日々の育児や生活のなかで薄れつつも、円満な夫婦関係と家庭生活を過ごしていました。
ある、子供連れてのお出掛けの時でした。
途中の交差点で信号待ちをしていた時、近くにいた男性から道を尋ねられ、「kh警察署はどの方向ですか?」。
私は、なるべく丁寧に教えてあげました。
一緒の娘が「お母さん、知らない人には気を付けないといけないって、お話したら駄目って、いつもいってるでしょ」
私は「この人は良いの」、と言いながらも、男性と一緒に笑ってしまいました。
私達はその、警察署の近くに用事があったのですが、道が別れて暫くして、再び出会いました。
「場所がわからなくて」とのこと、経路から考えて通り過ぎていたようですが、「すいません、近くまで一緒してもらえませんか、お礼します」
お礼はどうでもいいのですが、成行から、一緒に歩きました。
その人は警察官で、kh署に赴任してきたが、初めての土地で不案内とのこと。
子供を狙った犯罪とか、心配してくれたこと、他の世間話の上手さに気を許し、娘の幼稚園、住んでるマンションは言わないまでも、近くの特徴ある施設等、出したことが、後に響きます。
また、男性は警察官でない、ということも後に知ることになります。
その男性とは、警察署が見えるところで、わかれました。
それから、時々近くで顔を合わせる時もあり、気持ちに油断が生まれます。
他愛ない、主人への不満、夫婦間の溝がきっかけになり、言い訳にはならないのですが、私の油断から、犯されるように関係持ちました。
男性の仕事が損害保険の代理店であることはその頃に知ることになり、私を騙したのは、声をかけるきっかけ作りに過ぎない、との言い訳で巻かれてしまいました。
しかし、関係のほうは、男性が再婚したあとも暫く続きました。
会わない日々が続き、たまたま会った男性の元部下から、違う女性との不倫が元で、再婚した奥様と別れたことを聞きました。
もう、会うことはないと思いつつも、成人した娘を心配するのは考え過ぎでしょうか。
昔、成長していく娘を見ながら、優しさの裏に何か狙っている雰囲気があったような、今も思い出します。
5歳の時の娘の言葉、この投稿書きながら思い出しますが、その通りでした。