もうすぐ44歳になる女性です。2年前に主人とは離婚して、一人暮らしです。23歳の息子は専門学校を出て遠縁の方のお世話で遠い街で働いています。
そんな息子に秘密にしていることがあります。今の私には愛する男性がいて、それは息子の中学時代の同級生だった直幸さんです。
3年前に偶然に街で私を見掛けてくれて直幸さんが声を掛けてくれたのが最初のきっかけでした。
当時はまだ別れた主人とは籍だけは残っていて、家を出た主人とは別居の状況でした。
何度か直幸さんとお茶をしている内にデートに誘われて、離れた街までドライブに出掛けました。階段を上がる時には、私の手を引っ張ってくれて、
頼もしい直幸さんの青年の姿に私の心はいつの間にか傾いて、接近していました。
直幸さんとの初めてのキスは、人の気配のない公園の物陰でした。「有紀さん・・好きです」と耳元で囁かれ、男の力で強く抱き締めてくれました。
私の心は揺れ動いていましたが、毎日のように気が付けば直幸さんのことばかり考えてしまって、恋していることに気付かされていました。
直幸さんとはデートを重ねながら、主人との離婚話も進んでいました。お弁当と作って直幸さんに食べてもらったり、嬉しそうにしてくれる直幸さんの笑顔が
私には眩しすぎました。
やがて、直幸さんと肌を重ねる時が来ました。若いながらも荒っぽくなくて、丁寧に女の私の体を愛してくれる直幸さんに、私も女のすべてをあらわにしていました。
直幸さんに抱かれて、とても満足しています。いつも会えば「綺麗だよ」と欠かさずに言ってくれますし、抱かれている時の私の喘ぐ声には「可愛いよ」なんて言ってくれます。
ホテルでも、直幸さんの部屋でも、私の部屋でも、お泊りを何度もしています。食事を直幸さんの為に作っている時間は幸せを感じますし、ずっと一緒にいられる安堵感は
言葉では言い表せません。お泊りの時には、私のお化粧を落とさせて、本当に丸裸の私を直幸さんは抱いてくれます。
そして、直幸さんとの約束通りに、8月の終わりに避妊具なしで直幸さんのエキスをすべて私の膣の奥で受け止めました。
今、私は生理がかなり遅れています。きっと妊娠しているだろうと想像もできています。検査薬は使わずに来週には婦人科に行ってみるつもりですが、もしも直幸さんとの間に
愛の結晶が私の子宮で芽生えて宿っていたなら、次の段階のことを考えています。直幸さんとの約束の条件は、もし出来ていたら自分が責任を取る、という力強い言葉だったので、
愛する人の子供を女としての最後のチャンスに賭けてでも産みたいと思っています。
まだ息子には内緒にしています。直幸さんには生理が遅れていることは伝えてあります。喜んでくれていました。
私にもまだ女としての人生があることを息子にも理解してもらえるように、正直に伝えるつもりです。