もう数年前のことになりますが、数ヶ月だけ主人以外の人と暖を重ねた時期がありました。
当時私は43歳。母が病気で入院し、姉と交代で週に何度かは病院に付きっきりになりました。
その頃は子供の反抗期なども重なり主人ともあまり上手くいっていませんでした。
そこに病院通いも重なり、正直心身共に参っていました。
病院では母が寝ている間、院内の喫茶店にいることが多かったのですが、そこで何度か見かける男性がいました。
ひょんなことでその男性と話したのですが、彼も私と同じように父親の看病で来ていると言っていました。
妻はいなくて、母親は既に病気で亡くし、父親も間もなくということで、母親の死に目に会えなかったので、せめて父親だけはと毎日来ていると言っていました。
でもそんな環境でも明るく、仕事はサラリーマンではなく、作家のような仕事らしく時間には自由がきくのがせめてもの救いだと笑っていました。
年は私よりも一回りくらい上でしたが、病院の退屈な時間、彼に悩みを聞いてもらうことで、自分の心も少し明るくなりました。
でもあまり病院の喫茶室で話してばかりだと、周りからの目も気になるだろうと、彼の方から病院ではなく、近くの喫茶店でお話しようと誘ってくれました。
私は主人と上手くいっていないこともあり、次第に彼を一人の男性として見るようになりました。
そんな気持ちを彼も悟っていたらしく、ある日喫茶室で手を握られ、唐突でしたがホテルに誘われました。
私は正直、彼のことを考えながら病院のトイレでオナニーしてしまうほどでしたので、少し考える素振りだけで、素直に彼についていきました。
結婚して以来ラブホテルなんて入ったことがありませんでしたが、私の身体は緊張よりもこれからされる事への期待感でいっぱいでした。
彼のテクニックは巧みで、もう一年以上抱かれたことのない身体は、たちまち彼の手でいかされてしまいました。
何度いっても尽きることの無いアクメを立て続けに迎え、主人とのセックスがまるで子供の飯事のように感じました。
それからは毎日彼とホテルに行くのが日常になりました。
セックスの内容も次第にエスカレートし、彼は私を縛り、まだ主人ともしたことのない後ろの穴まで彼に捧げました。
病院の看病が姉の日も彼とだけは会い、もうその頃には私は彼の言うことには何でも従う雌豚のようになっていました。
でもそんな日も長くは続かず、彼が父親と死別したことを契機にパッタリとなくなりました。
私はもう彼とのセックス無しでは生きられないような身体でしたので、何度も連絡して再び抱いて欲しいと懇願しましたが、彼は「そろそろ元の生活に戻った方がいい」と頑なに関係を拒みました。
それからしばらくは失恋したような記聞で落ち込みましたが、母親の病気の回復などもあり、次第に気分を取り戻し、家庭内のゴタゴタも収束し始めていたことから、久しぶりに主人とも体の関係を持ちました。
主人は久しぶりのセックスなのに私のテクニックがあがっていることや、今まで吹いたことのない潮吹きなどもするようになったことに浮気を疑っていたようですが、「あなたがしてくれなかったから身体が欲してるのよ」と言うことで納得したようでした。
それ以来主人も積極的に私とセックスしてくれるようになりました。
その後、主人に私とセックスしなかった理由を聞いてみたら、それまでの私はセックスの時いつも受け身で私があまりセックスに対して欲求を持っていなかったと思っていたからのようでした。
確かに私は主人からの誘いを時には断り、しているときも寝ているだけで、彼を気持ちよくしてあげることに気を使っていなかったと反省しました。
彼との体験は勿論私の中だけの秘密ですし、不倫は悪いことですが、結果的には家庭内不和も解決できたし、良い経験をしたと今では思っています。