夫とセックスをしていた頃は、夫がたまに体を求めて来ても、前戯をして私の上に乗って腰を動かし、自分だけ射精して満足すると高いびきをかいて寝てしまうことがほとんどでした。
主婦同士の会話が結構キワドイのもあって、その人たちの話と比べてしまうと、正直まるで私は射精するための道具でしかないような感じがして惨めで…。
自分たちのセックスというものがなんとなく無味乾燥であることを感じていました。
そんな頃に出会ったのが、私のパート先のバイト君でした。
彼は年下だなんてこれっぽっちも感じさせない男らしさや頼りがいのある子で、夫には無い魅力に惹かれ、魔法にかかったように魅せられていったのです。
彼と付き合うようになった経緯は割愛しますが、彼は、娘と同じ歳です。
そんな彼とは、2年目に入っています。
相性って、あるんですよね。
一緒にいるだけで私は普段の自分とは違う一人の女性に戻ることができるのです。
『いけないことをしている』という感情も相まっているんだろうとも思います。
私の方から彼を求めることがほとんどです。
毎週1~2回、パート帰りに時間があうと、そのままお互いの身体を求めるように必然的にラブホに足が向かいます。
逢うたびにお互いの体を求め合い、逢わなきゃ体が彼を恋しがるなんて、それまで想像の出来なかった世界です。
いつもホテルの部屋に入るなり、ギュ~って彼に抱き締められて、
「抱き締めたかった、早く欲しかった」
と彼に耳たぶを噛まれながらそう囁かれしまうともうヘナヘナになってしまいます。
そして、私もそのまま彼に抱きつき激しいディープキスを求めます。
(私の唇って、こんなに性感帯だったの?)
私は全身が痺れたような甘美な快感を感じながら、シャワーも浴びず、そのままベッドに行きたいと彼に促します。
彼の体の匂いが好きなんです。
そして早く彼が欲しいのです。