桂文枝さんと紫艶さんとの親子ほど世代を超えたみたいな不倫報道のテレビを見ながら、
私は自分のことが心配になってきました。
実は私にも18歳ほど年下の彼氏がおりまして、彼があと3年で40歳になります。
私はある舞踊を長年教えていまして、彼が高校1年生の夏休みの時に男役を探していましたら、弟子の息子を紹介されまして、正直役の割には若すぎると思いましたが、時間もなかっつたのですぐ採用することにして塾の時間を除いて練習に明け暮れました。
家でも母親が厳しく教えていたようで、お披露目では素晴らしい踊りを披露してくれました。
体格も父親とそっくりで堂々として、とても高校生には見えませんでした。
それから彼は本気で踊りを習いだしましたので、私もうれしく思っておりましたが、母親が重い病に倒れましたので、単身赴任先のお父様に「私がしばらく息子さんの世話をさせていただきます。」と申しましたら、「一人息子をよろくしおねがいします。」と了解をいただいて私の家から通学していました。
彼のお母様は、自宅に帰ることなく亡くなられました。
彼のお父様の会社が、自宅から通勤できる所に職場を移動していただき親子二人で生活しながら、私の稽古場にも足を運んでいました。
しばらくして、彼が「師匠のところから学校に行きたい。」と言ってきましたので、理由を尋ねるとお父様には以前から当時の赴任先に彼女がいたようで、家は荒れ放題でコンビニ弁当ばかりというお話でしたので、お父様にそれとなく相談申し上げましたら、渡りに船のような返事で「どうぞ宜しくお願いします。」とのことでした。
私も、若いころ元の主人と離婚し女手一つで一人娘を育ててきましたが、できちゃった婚で早々に我が家から出ていきましたので、彼が私の家に住むことに何の抵抗もありませんでした。
彼が高校3年生の時に、進学で悩んでいましたのでお父様と相談するように言いましたら、お父様は酒浸りで休みの日は女と朝から酒を飲んで複数のサラ金から金を借りているらしく、奨学金で進学するにも支度金や準備するお金がいるということで、進学をと言い出しましたので悩みましたが私がコツコツと貯めていたお金を将来必ず返すという条件で貸しました。
その時に、彼は泣いて私に感謝してくれました。そしてどうしたことか私は彼を抱きしめて「信ちゃん、愛しているわ。あなたは一人じゃないからいつでも言ってきてね。」を言ってキスをしてしまいました。
その日の夜に、彼を私の寝室に招きました。彼は、キスも体も初めてのようで私が全て教えて一夜を過ごしました。
一度覚えると毎日毎日私を求めてきました。受験の一番大事な時に私がこんなことをしてしまったものですから、罰が当たって志望校は通りませんでしたが。彼は第2志望校のほうが稽古場から通えるからうれしと言って私を何回も抱きました。
彼は、好青年と思うのですが、毎年のバレンタインデーやクリスマスはいつも私と一緒です。
私は正直申しまして、彼から抱かれる度に彼をどんどん好きになっている自分の気持ちを抑えることができません。
本当は彼は早く結婚していなければならない歳頃です。
彼は、職場も私のところから通えるところを選んで就職しました。
いい年したこんなお婆ちゃんを抱いてもどうして彼は飽きないのでしょうか。
そう思いながらも、本心は彼がいつまでも私の家にいてほしいと思っていますし、今日も彼から抱かれて眠りたいと思っております。
私がもう少し若かったら、愛しい彼をもっともっと喜ばせてあげるのにと思っております。