まだ係長だった頃、大卒新人の部下と不倫していたことがあった。
丸顔で可愛い系の女房と違って、切れ長の目で知的な美形の部下だった。
大学時代の彼氏とのセックス話など、赤裸々に話す彼女は、アラフォーのオジサンと一度付き合ってみたかったと言った。
美形なだけに恋多き女子大生だった彼女は、毎年彼氏が変わって、4年間で4人の彼氏がいたそうだが、全員20代で、激しいセックスしか経験が無かったから、オジサンの官能的で気持ちいいセックスを経験してみたいと言った。
その部下の彼女には、バキュームしながら亀頭を舐めるフェラを教えた。
絶対に竿は刺激することなく、カリから上だけをクルクルと舌で舐めると、漏らさない程度のもどかしいくらいの快感が続く。
言い換えれば、フェラによる亀頭責めだ。
それから、彼女の感度アップを図ろうとクリキャップでクリを吸い出してみた。
一時的ではあるがクリが飛び出して充血するから、クンニだけでイキまくった。
知的な美形の部下が、ヒンヒンとヨガって身を捩り、愛液を垂れ流してクリイキした。
クリイキを覚えたら、中逝きを仕込むために、まずは騎乗位で好きなように腰を振らせた。
クリイキで快楽を解放した姿を晒しているから、彼女は自らの腰の動きを調整して、自分が最も感じる場所に俺の亀頭を当てようとするから、彼女の弱点を容易に把握できる。
こうして、中域を覚えさせ、また、竿の根元を締めながら腰を使う、男をイカせる腰使いを伝授した。
こうして、2年半で立派な知的美形のセックスマシーンが仕上がった。
俺は、彼女に、
「そろそろ結婚相手を探しなさい。誰か社内にお気に入りの男性社員はいないのかい?」
と言ったら、
「あの、○○さんっていいなって思います。」
○○さんとは、技術部の技師であまり女っ気を感じない男で、大学時代にサッカーをやっていたガッチリ系の男だ。
「へえ・・・意外だな。」
「この間、技術部さんの独身男性社員さんたちと合コンしたんですけど、○○さんと何だか波長が合うような気がして・・・」
俺は、彼女のためにキューピッド役を買って出て、○○君と彼女をくっつけた。
そして、彼女と最後の夜は、彼女と二人で行った出張先で過ごした。
もちろんホテルの部屋はそれぞれに取ったが、夜は俺の部屋で激しく楽しんだ。
最後、かなり上達した亀頭責め、結構はみ出てきたクリを転がし、かなり上達した腰使いを堪能した。
「どうだ、彼は君のフェラや腰使いを褒めてくれるかね?」
「フェラは程々にしたけど、腰使いは、感じてくると自然に出ちゃって・・・彼、すぐおわっちゃうのよ・・・」
「誰の仕込みなのか気にしてなかったかい?」
「彼、セックスそのものがあまり経験豊富じゃないみたい。ノーマル一辺倒って感じなの。だから、君って経験豊富そうだねなんて言われて、テクニックには言及してないわ。」
「もし元彼の事を尋ねられたら、元彼人数は大学時代に1人、主食してから1人、あなただが3人目、くらいに言っておきなさい。」
「はい・・・そうします・・・」
汗と体液だらけの俺の部屋のベッドから、彼女の部屋に移って彼女のベッドで最後の夜を過ごした。
翌日、朝起ちに任せておまけの一発を決めて、本当に最後のセックスとした。
出張二日目、用件を済ませて帰路に付いた。
直帰だったから、駅で別れた。
「不倫だけど、なんだか寂しいですね・・・」
「2年半だからな。でも、もうお終いにしないとな。○○君と仲良くするんだぞ。」
「はい・・・係長は、私にとっては5人目の元彼ですから・・・さようなら・・・」
「ああ、さようならだな・・・じゃあ、明日からは普通の上司と部下で会おう。」
不倫を円満解消した安堵感よりも、2年半付き合った恋人と別れる切なさが勝っていた。
先日、元部下の彼女が第一子出産の産休から復帰して、俺に出産祝いのお返しを持ってやってきた。
知的な美形に、母性が滲む優しい顔つきになっていた。
彼女との不倫を解消してまだ4年なのに、彼女を抱いていたのが、遥か遠い昔だったような気がした。