滅多にない事だが、昨年10月に人事異動があった。
46歳の俺は、2年半の支店での単身赴任生活を終えて本社に復帰する事になった。
単身赴任中、俺は2人の女と不倫していた。
1人は、以前アルバイトに来ていて手を出した結衣という女子大生で、美人ではないけれどピチピチの肌とプルンプルンの乳房を堪能した。
自分の娘より3歳しか年上でない女子大生に、中年オヤジのネチネチセックスを仕込んだ。
ネチネチセックスの仕上げは、もの凄いスピードで女穴にズボズボと男根を抜き差ししながら、女核を擦り続けて、中と女核のダブルイキで白目を剥かせてやった。
もう1人は、中学時代に俺が心を寄せていた千秋という同級生で、中2を終える時に千秋が転校して行って以来、30年ぶりに再会して不倫関係になった。
千秋が転校する間際、俺に、
「私、哲也君おこと好きだったんだよ・・・」
と伝えてから去っていった。
「もっと早く言ってほしかったよ。」
俺の最後の言葉だった。
甘く切なくほろ苦い初恋の思い出だった。
その千秋が単身赴任先にいた。
千秋には家庭があったから、隣町のホテルで逢瀬を重ねた。
月に一回、隣町の駅で待ち合わせて、ホテルで真剣に愛し合った。
夫に突かれてドドメ色になった女陰を丁寧に愛した。
夫に吸われて赤く充血した女核を優しく愛した。
妊娠するかもしれないのに、生で交わった。
30年の時を超えて愛し合い、俺の精液を千秋に振り撒いた。
別れ際、翌月の逢瀬の日時を約束して別れた。
もし、不倫を清算したい時は、待ち合わせ場所に行かないことで意思表示をし、お互いの連絡先を交換することはしなかった。
昨年10月の異動の知らせがあったのは、千秋と9月の逢瀬をした後だった。
女子大生には転勤になることを知らせ、ステーションホテルでディナーを楽しみ、10階の部屋のカーテンを開け放ち、街を見下ろしながら最後のセックスをした。
「オジサマ・・・気持ちいいセックスをありがとう・・・」
素直でいい娘だった。
9月下旬、俺は荷物をまとめて家族の待つ家に戻った。
そして10月、千秋との逢瀬を約束した日、俺は家族と過ごしながら千秋を想った。
千秋は今頃、俺が現れないことを俺の最後の答えだと解釈して、去っていっただろうと思い、胸が軋んだ。
千秋は、俺が単身赴任であの街にいたことを知らなかった。
きっと千秋は今でも、俺があの街のどこかにいて、不倫を清算した俺とまた再会するかもしれないと思って生きているのだろう。
昨日、転校して千秋が写っていない中学の卒業アルバムに挟んであった、千秋と俺が写った写真を見て、千秋を思い出した・・・