地方から東京郊外に単身赴任して2年余り。
1年ほど前から行き着けの飲み屋の飲み仲間の一人だった女と、つい最近男と女の関係になってしまった。
彼女は数年前に離婚して子供二人と暮らしている39歳。オレより4歳年上。
歯に絹着せぬという感じで下ネタさえ言いたいことをズバズバ言う、女っ気を感じさせないオッさんみたいなオバさん。それでもどことなく品の良さを感じさせ、身体は起伏豊か結構魅力的。
そこでこちらも負けずに「どうせ男日照りなんだろ? 男が欲しくなったらオレに言えよ。オレも単身赴任で女日照りだから」などと時々冗談を飛ばしていた。
そんなある種プラトニックな関係が続いて今年の夏、子供達が実家に行って留守だからと彼女が珍しくかなり飲んだ。
閉店近くになって酷く酔った彼女を連れて店を出ると、彼女がオレの腕にぶら下がるように抱きついて「オイ・・この男日照り女を・・何とかしてよぉ!」と呂律の回らない言葉で訴えた。
冗談だろと思って確かめると、本気だった。
そこで彼女を初めて社宅に連れ帰ってきた。
お互いかなり酔っていた上に極度の興奮で記憶が定かではないが、風呂にも入らず互いの身体を貪り合うようにセックスしたのは間違いない。
朝目覚めると乱れたベッドに二人とも素裸で寝ていた。
リビングから寝室の間に脱いだ二人の衣服が転々と捨てられていたことからも、どうやってベッドに辿り着いたか想像できた。
先に目覚めたオレが彼女の身体を愛撫してやりながら目覚めさせ、そのまま身体を繋いでいくと、セフレ愛人関係を約束し合った。
それからは毎週二晩ほど、彼女が仕事帰りにやってくるようになる。丁度オレが残業しない曜日に。
愛し合うようになってから彼女が急速に変貌を遂げていった。その変化はまさに驚きに値する。
悶絶するほど絶頂を極めたのは初体験だったと打ち明けてから、別人かと思うほど可愛く従順で、女らしい雰囲気さえ醸し出すようになった。
更にセックス面では身体の感度が益々良くなっていくと同時に旺盛な性欲や淫乱好色さを隠さなくなった。それが彼女の本性。
これは嬉しい誤算だが、もっと嬉しいのは身体の相性が素晴らしく良いこと。
関係が始まって2ヶ月近く経った現在、既に女房殿より遥かに相性がいい。
もっと前に口説き落として抱いてやればよかったと後悔しているほど。
今日もたっぷり楽しんで1時間半ほど前に帰っていったが、正常位と後背位で二度悶絶し、オレも堪らず射精した。
まだ気怠い余韻が残っている。
あれほど単身赴任の辞令に不満タラタラだったオレは今、ここでの任期延長を真剣に考えている。