不倫体験告白

サブタイトル【会えない日の回想】

彼、健と会えない日が３週間過ぎると、日本では季節が変化してしまう。着る服も変化する。
その頃、彼に対しての、私の体と心のバランスが少しずつ崩れていく。それを、日々の短い電話やメールで何とか補っているけれど・・・
仕事中も、ボーっとしてしまう瞬間がある。思わず、お手洗いに立つ。鏡で顔を覗くと、やはり笑顔が少なくなっているかな・・重症。
彼とお付き合いするまでは、韓流ドラマに涙したりもした。素敵な出会いをどこかで求めていた。主人には期待できない、その何かが、私の中で膨らんでいたんだと思う。
最近では、雑誌の文字や言葉の「人妻」「恋愛」なんてものに、敏感に反応してしまう。その中にいるんだから・・・
４０歳を過ぎて、美容にも気を使うようになったけれど、親友の話すサプリメントなどは使っていない。でも、ドリンク剤は、頻繁に飲んでいる気がする・・私は、オヤジか（笑）
見た目の私は、若く見えるらしい。３０半ばに見えると、親友も褒めてくれる。それでも、彼より１０歳も年上だしね。今年初めも、街でナンパに逢った。もちろん断ったけれど、女としては、うれしいのが本音かな・・・

彼は、几帳面で気がつくA型。私は・・・変なところに凝り性なおおざっぱО型人間（笑）　やっぱり、高校時代から一歩前を歩いてくれる、いつも引っ張って行ってくれる彼みたいな男性が好きだったし、お付き合いしてきた気がする。
でも、彼は、女心をくすぐるのが上手な人。私も女として、母性本能をくすぐられると、尽くしてあげたくなるタイプ。だから、日常の会えない日々、彼のことを心配してしまう。食事、きちんと食べてるかな？特に、朝食は抜いたりしていないかな？

初めての彼とのベッド、彼に名前で呼んでもらったことが、今でもうれしい。メールや電話では言っても、やっぱり、目の前で呼び捨てで呼ばれると、胸がキュンとする・・・

それにしても、週末の雨は大嫌い！・・・天気予報にまで、恨んで当たってしまう。憂鬱な週末２日間の時間が長い・・・雨だと、主人の少年野球の練習や試合は中止。当然、部屋にいる時間が多い。今では、何を話していいかわからなくなる時がある。息子の話題ならすんなり入れるけど、二人だけの話題は・・・ほとんど無いし。
気分転換に、、少し時間をかけてお買い物なんかに出てしまう。
なので・・・主人が、「出掛けてくる」と言ってくれたら、「はーい、行ってらっしゃい」なんて感じで。どこへ行くかも聞かないでいる。自分の時間ができることがうれしい。旅行なんて、もういつ行ったのかわからないくらい。

その日の前日、彼からのメール。「今日は、記念日だね・・・」え？記念日・・・しばらく、返信できないでいた。カレンダーを見て、思い出した。早速、メールを打つ。「私達が初めて結ばれた日？」クエッションマークは、余計だったかな？「ピンポーン！！・・・大切にしていこうね・・・」「大切にしていきます」

そうだった・・・彼に初めて抱かれた時、発見したことがあった。彼に発見してもらったと言うのが正しいかな・・・恥ずかしいけど・・・
彼が、ピアスを外した私の耳たぶを口に含んでくれた瞬間・・・あ～あ・・ああ・・私は、今までにない、とろけるような、全身に電気が走ったような快感に襲われた・・・彼はびっくりして、私を見下ろしていた・・・彼は私のそこが性感帯だと気づくと、優しく、何度も何度も口に含んで、舌で耳を舐め愛撫してくれた・・・
私自身が気づいていなかったところ・・・彼に発見された（笑）　今までは何だったの？そんな快感だった・・・二人だけの秘密ができた

会いたい・・・健、あなたに会いたい・・・窓の外は雨