結婚三年目ですが、主人以外の人と関係をもっています。結婚してからの主人への不満と寂しさを紛らわすために、興味本位で始めた出会い系で会った人が相手です。会うつもりはなかったので、一番感じがよかった年配の方とメールを始めました。彼は50代バツイチ、親子程歳が離れているにも関わらず、彼のメールは丁寧で寂しさを埋めるには十分でした。
数ヶ月メールを続けるうちに、段々と赤裸々なメールが多くなって。彼の今までの体験は、私が全く知らない世界で色々な事を知りました。
中でも彼はSMが好きだとのことで、私に一冊の本を教えてくれました。
その本が間違いなく、彼との関係を深めるキッカケになりました。本の物語は簡単にいうと、真面目で何も知らない女の子が、調教されることでどんどん堕ちていく物語。
こんなことあるはずないと思いながらも、私は自分と物語の主人公を重ね合わせてしまいました。
ちょうどそのタイミングで彼が私が住む街の近くに出張で来ることになったんです。
彼に食事に誘われて、メールをはじめた当初は会うつもりがなかったのにかなり迷いました。
結局、当日は仕事が遅ければ会うのは無理だと返信し、彼はそれでも構わないとのことで、私の仕事が終わったらメールをする約束をしました。
当日は朝から何をしても落ち着きませんでした。
仕事が定時に終わり、本当に直前まで迷って、結局会うことにしたんです。
誰かに見られたら困るので、人が少ない駅の出口で待ち合わせしました。
その駅は本当に降りる人が少なくて、駅前で待ち合わせをしている人もいませんでした。
たがら彼はすぐに見つかりました。
特徴を伝えておいたので彼もすぐに私のことがわかったみたいで、笑いながら近づいて来ました。
彼は年齢よりも老けて見えました。
頭は薄く、小太りなおじさん。
会う前に会って嫌なら帰ってもいいと言われていたんですが、あまり嫌な感じはしなかっのでそのまま食事に行きました。
並んで歩かず、彼と少し距離をあけて、個室の居酒屋さんが入るビルに。
誰かに見られないよう注意を払いながら、店員さんの目とかも気になってすごくドキドキして、ノドはカラカラでした。
彼はビール、私は烏龍茶で乾杯。
彼の会話はスムーズで、途中から甘いカクテルを飲んだこともあって、途中から徐々にリラックスしてきました。二時間程で、彼がそろそろ帰ろうかと言った時は少し喋りたりないくらいでした。
結局その日はそのまま彼にタクシーに載せられました。
長くなってすいません。また続きを書きます。