非モテ系の俺、四十過ぎても独身のまま過ごしてました。
たまたま立ち寄ったコンビニに貼られていた広告が目につきました。
(熟年のための婚活パーティー)
とか書いてました。
年会費とパーティー参加料払うとすぐパーティーに参加できますって仕組みで、年会費は二万くらいだったし、パーティー参加料も五千円と安かったから、申し込んでみました。
熟年のためのと書いてある通り、集まってる人は、三十代後半くらい~五十、もしかしたら六十代?って人もいて、様々でした。
そのとき俺四十二才、巡り合わせ良かったのか、四十八のバツイチ女性とうまが合いました。
婚活パーティーですから、女性は再婚願望当然あるわけです。
女性には二十歳過ぎた息子さんがいて、仕事で別々に住んでいて、一人暮らしでした。
普通に付き合ってて、肉体関係も持ち、女性は結婚を全面に出してきましたが、俺にはちょっとだけ希望があったのです。
自分の子供でした。
生理上がっていない女性とはいえ、年齢的に自然な形での妊娠は難しいと思ったのと、仮に出来たとしても、年齢的にかなり高齢なのでどうかってことでした。
彼女にそのことを話すと、やはり考え込んでいました。
彼女は独自で相談に行き、高齢出産も技術的には大丈夫だが、体力的精神的、あと自然な形の妊娠の確率などを聞いてきたんです。
もう五十に手が届く彼女ですから、体力的精神的な不安、着床能力とかのことは考えてました。
それでもと彼女は、週末通い婚を提案してきました。
彼女が週末、俺の家で過ごす通い婚です。
籍は入れてないから、通い同棲と言いますか。
ほぼ毎週末、彼女は身の回りの世話とセックスに献身的に勤めてくれました。
一年半も続いて、彼女もいよいよ五十もうすぐなるってとき、自然な形では妊娠、無理かな、そして彼女、俺との再婚を諦めようかって考え始めたときです。
生理が二か月ほど止ったままと言う彼女は病院へ、妊娠でした。
妊娠がわかったのは彼女の五十才誕生日の約一ヶ月前くらいです。
献身的にしてくれた彼女、それに子供が出来たことが嬉しくて、即籍入れました。
そして男の子が授かりました。
出産後、数回生理がきた彼女、いや妻、まもなく生理はまた止まり、また妊娠か?と思いきや、今度は閉経でした。
見事ラストチャンスをものにしたんだとつくづく思います。
今、凄く幸せです。
乱文、申し訳ございませんでした。