不倫体験告白

はじめて関係をもった日から私とミキはＫの目を盗んで逢瀬をかさねました。
１度目より２度目、３度目になるほどに、私はミキの若い肌に狂いました。も
ともと他人より性欲がつよいほうで、今でも１日に２度はマスターベーション
をしないとイライラするくらいなのですが、スローセックスやインドのタント
ラなどを学ぶうちに自分の性欲や勃起を呼吸法である程度コントロールできる
ようになりました。

私は性急なセックスがあまり好きではなく、情感を伴ったしつこいくらいの愛
撫、とくに女性のからだを舌で味わうことに執着する性癖があるために相性が
悪ければ女性から引かれたり嫌われたりすることもあります。しかしミキに関
していえば幸いなことに私のそうした性癖がかえって性感を高ぶらせるようで
した。不倫という背徳感にくわえて、１５歳も年上の男にからだを独占される
ことが、今まで味わったことのない妖しい悦びをもたらしたようでした。

「いままでつきあった人のなかで、いちばんヘンタイ・・・」
ミキにそう言われたときは、身震いするほどうれしかったものです。
ミキは２５歳という年齢のわりに映画や音楽、絵画に深い興味と知識をもって
いて、その点が私たちを精神的に結びつけるきっかけになりました。Ｋと結婚
したあとに勉強をはじめたらしいのですが、そうした見えない精神的な結びつ
きがセックスをより狂おしく甘美なものにすることを私はひさしぶりに実感し
ていました。

ミキは昼間、アパレルショップの店員として働いています。
いわゆる高級住宅が立ち並ぶ区域にあるちいさな店で、客層はほとんどが富裕
層のリピーターであるために平日の昼間はお客が少ないのです。いちどミキを
驚かすために店を訪れたことがありますが、あの時も通りの人気も少なく店は
ミキひとりきりでした。その日から月例の上海出張で３日間旦那がいなくなる
ため私はもう待ちきれなくなっていました。

「ほんとに来たんだ・・びっくりしたよお」
黒のシックなパンツスーツに身をつつみ、髪をポニーテールにまとめたミキは
匂うような大人の女の色香を発散していて、私は思わずゴクッと生唾を飲み込
んだものです。
「・・・それでお客様・・・今日はなにをお探しですか？」
私を挑発するように見つめながら、からかうような甘えっぽい仕草で尋ねてき
ます。ハイヒールを履いているためにミキから見下ろされる格好になり、それ
が私をたまらなく興奮させました。
「・・・あなたの・・いま身に着けているパンティをいただきたいんで
す・・」
客が来ないことを確認しながら耳元で囁くと、ミキの腰を抱いて奥の暗がりに
引き寄せました。
「・・やン・・だめ・・人が来ちゃうよ・・」
「・・誰も来ないよ・・」
「・・いい子だから我慢して・・・・はンッ！」
外からは見えない店の奥の暗がりで、私とミキはねっとりと舌を吸いあいまし
た。甘い唾液を味わいながら、張り切ったお尻を揉みたててやるとミキは息を
弾ませてからだをくねらせ逃げようとしました。
「・・・ああン、もうだめッ・・」
ミキはあわてて外をうかがいながら私をなじるような目でかるく睨みつけまし
た。
「仕事・・・何時に終わりそう？」
「・・・たぶん・・７時には終わるとおもう・・」
言いながらミキは甘えっぽく自分から抱きついてきました。
「・・・今夜もシャワーはあびさせないからね・・」
「・・・ヘンタイ・・・」