上の子供が就職し、下の子供が大学のため他府県に住んでいます。去年から
夫婦水入らずのはずで楽しい日々を送れるはずが、夫はゴルフに夢中で、休
みの日も家にいません。雨の日はゴルフ練習場に通っています。私より、ゴ
ルフクラブを眺めている方が幸せみたいです。夫婦の証は盆と正月くらいな
ものです。数年前から始めた仕事は女性が多い職場ですが、未だになじめま
せん。職場の帰りに商店街をぶらぶら歩くのが唯一の気休めでした。そんな
ときに偶然会ったのは子供のPTA活動で知り合った男性でした。右手足が不自
由でびっこで歩いていました。声をかけると、私を覚えていてくれました。
聞くと数年前に脳梗塞で倒れて、色々あって奥さんと離婚して、一人住まい
だと話していました。八百屋で買い物をした帰りで、手には重そうなビニー
ル袋を持っていたので、近くの彼のアパートまで運んであげました。玄関で
少し立ち話をして、この時間に仕事終わるから、買い物してあげるからと携
帯番号を教えたのです。それがきっかけで週に2度ほど買い物を手伝うよう
になったのです。子供も手を離れ、主人も夢中なものがあり、退屈な生活を
送っていた私には、励みができたのです。数回通うと、買い物のあとで、お
茶をいただくようになり、1時間近くもおしゃべりするようになりました。
学生さんが住むような1DKの狭い部屋でした。しばらくすると、夕食も支度
して帰るようになりました。彼の家に通うようになったのはそのアパートの
作りが、1,2階が店舗になっているので階段を上がっても怪しまれないか
らという理由もあったのです。おそらく一軒家だったら通わなかったでしょ
う。もともと人のお世話が嫌いじゃないので、いつの間にか部屋のお掃除な
どするようになっていきました。彼は週に2回はリハビリで半日は出かける
ので、合い鍵までもらっていました。彼が出かけて居ないときに部屋のお掃
除をしているときでした。ベッドの下を掃除していて、エッチな雑誌を見つ
けたのです。ぱらぱらめくって、その内容に驚きました。実は初めてそうい
う雑誌を見たのです。いやらしい写真と漫画がいっぱいでした。その日か
ら、彼の居ないときには時々見るようになったのです。雑誌も時々新しいも
のに変わっていました。どこで買っているのか不思議でした。そして、それ
まで、忘れかけていた欲求がふくらんでいったのです。そして、彼にもそう
いう欲求があることを知りました。主人がゴルフで泊まりがけで出かけた日
の夕方でした。彼の部屋で一緒に晩ご飯を食べることにしました。食材をか
っていき、台所で作りました。食事の後で、一緒にビールを飲みました。そ
の日の私はいつもと違う私でした。彼に、エッチな質問をしてしまいまし
た。倒れてもあっちの方は大丈夫なの?そして、気がついたときには、溜ま
っているなら、出してあげようか?と聞いてしまっていました。彼が断るは
ずもありません。そして、かれの要求を聞いてあげました。彼の上になって
腰を振る私。コンドームまで持ってきていました。主人とはそんな大胆なこ
とはしませんでした。でも、気持ちの中の何かが吹っ切れたのです。体が不
自由な彼は、決して満足いくことはできませんが、彼の喜ぶ顔を見ること
が、私の喜びなんです。もう、半年近くになります。でも、私をほったらか
しにした主人も悪いんです。そう思いませんか?