私と妻-美絵-は、学生時代からの付き合いだが、一時期別れていたことがあ
った。別れた理由は、美絵が「友達は友達。男も女も関係ない」という考えを
持っていて、男女2対2のスキー旅行やグループ交際らしきことを続けていた
ことだった。美絵とは正反対のタイプの女性と出会ったのを機に、最終的には
美絵に愛想を尽かした形で別れたのだった。
別れて1~2ヶ月後、美絵の方から「もう一度やり直して欲しい」と言ってき
た。他の女性と付き合い始めたこともあり、最初は無視していたのだが、何度
も美絵の言葉を聞かされているうちに、彼女が本気で謝罪していることがわか
ってきた。元々、美絵は自分にとって、男友達との付き合い以外は申し分のな
い女性だった。その点も本気で直そうとしてくれている。紆余曲折を経たが、
約半年後には美絵と元さやにおさまったのだった。
美絵と寄りを戻すに当り、同棲を始めたその夜のこと。
空白期間を埋めるかのように、お互いがお互いを激しく求め合った。彼女の反
応に愛を感じ、愛撫しながら幸福感に包まれた。ところが、彼女の濡れそぼっ
たあそこに挿入を開始した時、美絵はかってなかった動きを見せた。大きく広
げて上げた太ももの裏から手を回し、私の金玉を揉み解すように愛撫し、同時
にピンク色に濡れた舌を長く伸ばし、私の乳首を舐める。(別れていた時に誰
かに仕込まれたのか・・・・?それとも、私を感じさせてあげたい、できるだ
け愛撫してあげたいという気持ちから自然にやっているのか・・・・?)受身
のSexしか知らなかった美絵が・・・。とまどいを感じながらも、二人は絶頂
に向かった。
事を終えて私は横たわり、美絵は私の腹部に頭をのせて細い指で股間を弄んで
いる。その体勢でとりとめない話をしたのだが、その時美絵が言った言葉は、
今でも忘れられない。
「Kのって、大きいって言うか、太かったんだね」
明らかに、他の男の匂いを感じさせる言葉だった。別れて1ヶ月後から、私へ
謝罪の言葉を口にしつつ、他の男を体の奥深く迎え入れていた美絵。それで
も、別れていた時のこと、自分も他の女性を抱いていた訳だし、どうしようも
ないと考えて何も口にしなかった。ただ、嫉妬心は私の股間を熱くして、もう
一度彼女を抱いた。
美絵とは結婚したのだが、今考えると、私の不幸な性嗜好はあの夜生まれたの
だと思う。