30歳過ぎの妻は安月給取りの私を助けるために、とある会社でパートをし
ている。昨年末の会社の忘年会で、その出来事は発生した。朝出勤前、「終
電に間に合うよう戻って来いよ」と伝えた。一昨年の忘年会では、午前1時
過ぎに帰宅したからだ。その日、私はいつもより早く帰り、息子、娘を近く
のレストランで夕食をとらせた。子供らは午後10時過ぎには寝たが、私はテ
レビを見ながら愛妻の帰りを待った。だが、終電がなくなっても妻は帰って
こなかった。携帯に電話をかけたが、騒がしい音楽と男女の嬌声が聞こえ、
その直後に切れた。あとはいくらかけてもスイッチが切ってあってつながら
なかった。後から判ったのだが、二次会のカラオケ店で乱交が繰り広げられ
ていたのだ。
妻が帰宅したのは午前3時半頃、タクシーの停まる音で表に出ると、妻が倒
れるように抱きついてきた。その時、方向を換えて発進するタクシーを目に
したが、「賃送」の表示があり、男性のほか女性が一人乗っていた。妻を抱
きかかえて中に入ったとき、全身何からか異様な臭いがした。妻はろれつも
ちゃんと廻らない状態だった。「風呂にはいるか」と尋ねたら、「シャワー
を浴びる」といって、浴室に入った。なかなか出てこないので心配になって
洗面所にいくと、下着が雑作に脱ぎ捨てられていた。パンティーも内ら側が
見える状態であったので、目を見やると“あの部分”に白い粘膜状のものが
べったりとついていた。どうみても女性の体液には見えないので手にとって
みると、男性の精液の臭いがした。私は最初、カラオケ店で愛妻がレイプさ
れたと思った。ちなみに、愛妻の顔は10人並だが、体は身長166cm、B90cm、
W65cm、H93cmとセクシーな体型をしている。一緒に歩いているとき、行き交
う多くの男性が振り返るという経験を何度もしている。
そういえば携帯にかけたとき、「これは誰のだ」との声に、「切ってちょ
うだい」と女の声が聞こえた。愛妻の声に似ているなと一瞬思ったが、すぐ
このことは忘れていた。妻は浴室から出た後、倒れ込むようにベッドで寝て
しまった。ところが、翌朝早く、妻が苦しみだし、病院に担ぎ込む状況にな