午後2時、釣りから帰りチャイムを鳴らしたが応答無し。
妻(38歳)の車も息子(今日から中学3年生)の自転車もあるのになぁと思いながら合鍵を使い中へ入ると風呂からシャワーを使う音が聞こえた。
“真っ昼間から良い身分だなぁ”と思いながら
「たっだいまぁぁ」と声を掛けると共に脱衣所の引き戸を開けると仰向けになった息子の上から慌てて下り、その拍子に息子のチンポが放物線を描き、息子の下半身にタオルを被せるのが見えた。風呂場のドアはモザイク硝子だがシャワーの水滴で濡れはっきりと息子のチンポがテントを張っているのが見て取れた。
「アン(息子の名前です)が床に落ちてた給食のマーボー豆腐で足を滑らせて足を捻挫して身体の一部を洗ってやってるんです」と風呂から妻の声。
「そりゃ大変だ!豆腐は木綿、それとも絹」
「絹よ」
「そっかぁ、木綿だったら骨折したたかもなぁ。よかった、よかった」
「あと10分で出るからビールでも飲んでて」
「わかったぁ」と脱衣所の引き戸を閉め再び、ゆっくりと引き戸を開け風呂場の様子を盗み見した。仰向けになっていた息子が立ち上がると入れ替わりに妻がバスマットの上に仰向けになり息子が妻の両足の間に俯せになり右足を肩に担ぎ腰を沈めた。その瞬間、妻の身体が弓なりになり、
「あっ、いっ、いいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ」と甲高い妻の声がやや耳が遠くなった私の鼓膜を震わせた。
ふと風呂場の入り口の横にある洗濯機の上に真新しい二人の着替えが置かれ、その上に封を開けたばかりのコンドームがあり何故か安心した。