みなさまおはようございます。レスのカウントが凄い!・・・本当に有り難
うございます。これからも出来る限り頑張りますので、みなさま応援宜しく
お願い致します。 本日の掲載時間が遅れてしまい申し訳ございません。
家康
続き
自宅に戻りリビングで、今後の復讐を考えながらテレビを見ていた。
夕方に妻と子供が夕食の買い物に出掛けたので、録画をチェックした。携帯
を見つめる妻、メールをしてから何度も携帯の着信を見る妻。山下からの返
事が来なくため息を付く妻の姿に、俺は大切なおもちゃを君から奪いもっと
悲しませてあげるからと画面に呟きながら、ビールを飲み干した。
翌日出社し午前の全体会議に出席し、発注ミスの件について営業部長から説
明・謝罪が有り、今後の対策が話し合われ1時過ぎに会議は終わった。俺は
三上に声を掛けファミレスで食事する事にした。
俺「営業の方は少しは落ち着いたか?」
三上「ぎりぎりの人数でやってるのに、山下のエリアを分担して引き継いで
るところ・・・みんなの負担が増えるし、あんなミスをしても異動は無い
し、みんなの山下に対しての目は冷たいな。それに今迄成績良かった分、陰
口も多いいよ。」
俺「新規開発だっけ?どうなの?」
三上「そんな直ぐに結果なんか無理だろ~、期待してないよみんな。朝出社
してアポの電話を入れたりしながら、営業車で都内・千葉・埼玉・・・帰社
したら部長に日報を上げるだけ・・・ガソリンの無駄。」
俺はその日、残業だから遅くなると家に電話を入れた。人事部の忙しい時期
はある程度決まっているので、8時を回る頃には俺のデスクの周りはみんな
帰って居なかった。俺はカメラを取り出しパソコンに繋げ以前妻と山下が営
業車でホテルに行った写真の一部を印刷した。妻の顔はボールペンで塗り潰
した。それと山下宛の手紙をA4の封筒に入れ、宛名は営業の山下様。住
所・あて先・差出人を確認し自分のバックに入れた。差出人の名前は島田に
した。島田は山下より3年先輩だ。きっと山下は先輩の島田が強請って来た
と勘違いするはずだ。手紙の内容はこの写真を買って貰いたい。金額は50
万円と書いただけ。受け渡し方法などは一切書かずにした。俺は島田の住所
を調べ自宅とは逆の練馬に電車で向かい、ポストを捜し投函した。差出人の
住所は書いて無いが、切手に押される印は島田の住んでいる、練馬郵便局。
馬鹿な山下の行動が楽しみだ。帰宅し録画をチェック。
妻「もしもし・・ずっと待ってたんだよ・・・ん・・・分かるけどさ・・・
おかしくなっちゃうょ・・・お願い・・・いつでもいいから・・・」
俺は昼間銀行に寄り通帳を記帳した。普通預金121万。通帳を見ながら
録画の停止ボタンを押した。投函した郵便物は3日後までには会社に届く
だろう。山下からは金・仕事・妻、全て奪ってやる・・・