私は49歳,妻は44歳です。
長年SMへの思いを心にしまったままでした。若いころに一度,妻に仕掛
けたことがあったのですが拒絶されてしまいました。
昨年の四月,車で2時間ほどの都市に転勤になりました。子どもの学校の
ことがあったので単身赴任をしました。一人暮らしをしているうちに,SM
への思いが強くなり,関連するサイトを覗くのが日課みたいになりました。
10月に入ったころ,サイトのひとつで知り合った男性の方が見学を許可
してくれたので,時間を打ち合わせて見学に行きました。場所はその方のお
家でした。
パートナーの女性と私はマスクをつけての見学でした。
その女性はまだガウンみたいなものを羽織っていました。身長・体形とも
に妻と同じくらいでしたので,私は自分が妻を相手にプレーしているような
想いで見ていました。
プレーが始まって,その女性が裸にされ縛られていきます。
次第にその女性の顔が紅潮していくのが分かりました。両足が大きく裂か
れるように柱に縛られます。
私はぞくぞくしてきました。女性の喘ぎ声が聞こえてきます。
柱に大の字に縛られたその女性は,その姿で鞭打たれていきました。単な
る悲鳴が次第に怪しげな響きの悲鳴に変わっていきました。明らかにその女
性は鞭打たれることに喜びを感じているのが分かります。
「何だ。このキスマークは?旦那のか?それとも浮気か?」そう言いなが
らますます鞭打つ音が大きくなっていきます。そう言われて私は女性の乳房
を見ました。キスマークが見えます。ハッとしました。乳首の形や色と言
い,キスマークと言い,妻にそっくりです。キスマークは先日私が帰ったと
きつけた場所にありました。
まさか。そう思いながら私は女性の左の太もものひざの上辺りを凝視しま
した。ショックでした。妻のほくろがそこにありました。
私はショックで打ちのめされ,虚ろな眼で目の前で起こっているプレイを
見ていました。妻の声が昂ぶっていきます。妻は罵られながらクリを打たれ
ています。どんどん高まっていく妻はとうとう気をやってしまいました。
柱から解かれた妻は崩れ落ちるようにその場にへたり込んでいます。
抱き上げられ長いすに寝かされた妻に覆いかぶさりながら,その方はご褒
美をあげようねといって挿入し激しく腰を打ち付けていったのです。
妻は聞き覚えのなる怪しい声を上げながらまた果ててしまいました。
呆然としている私にその方は,「5月から始めて半年です。この方は反応
がすばらしいでしょう?当分は楽しませてもらいますよ。またどうぞ。」と
にっこり笑って言われました。
私は涙が出そうになるのをこらえて,その方にお礼を言って逃げるように
その方のお家を出ました。