先日、妻が職場の忘年会に出かけたために久しぶりに家で一人ゴロゴロと怠惰な一時を満喫していました。
昼過ぎになり、自分も少し出かけようと上着を探すが見当たらず、押し入れにしまいこんだ衣裳ケースから古着を物色していると中から1本のラベルが貼っていないビデオテープを発見しました。
ウチのリビングではDVDを使っているので、それに買い替える前のモノであろうと思いましたが、中身が気になり自室の方にあるビデオデッキで再生して見てみることに。
するとそれは自分で買った覚えのないAVでした。
内容は街角で素人をナンパしてパンチラやムネチラからホテルへ連れ込んでハメ撮りするというモノのようでした。
傍らにティッシュを用意し、ドキドキしながら堪能していると三人目に出てきた素人さんは‥‥若かりし頃の我が妻!(今現在36歳)
画面の中の妻はまだ二十歳を少しすぎたくらいで私と出会う前だと思いました。
妻は街角で男に声を掛けられ笑いながら足早に去ろうとしていました。
しかし男はしつこく食い下がり、ついに根負けした妻は男の申し出を承諾したようです。
場面がかわると何処かの路地裏のような場所で妻ははにかみながらシャツを捲り薄い水色のブラを見せています。
男の手がのびて、そのブラもずらされ、むき出しにされる乳房。
抵抗もせずされるがままで乳首をいじられ嬌声をあげる妻は、男の指示でスカートもたくし上げます。
男はさらにパンティもずらして陰毛を見せてくれるようにお願いしますが、妻がそれは首を振って嫌がると後ろを向いてお尻を撮らせてと言いました。
妻は後ろを向くとパンティを股間までずらし、カメラは白い膨らみをアップで写します。
すると突然大きく映されていたお尻が反転して画面には申し訳程度のモザイクと薄い陰毛が。
カメラが引くと、後ろに回り込んだ男が無理矢理に妻をこちらに向けたことがわかりました。
すぐにしゃがみ込んだことで恥毛は画面の下へ消えましたが、そこには照れ笑いを浮かべる妻の顔がありました。
次に男が何事か話しかけると妻の目の前に男の性器が現われ、はにかみながら一度は視線をそらせた妻は、やはり男に何事か話しかけられると、その唇が男の性器に軽く触れやさしくキスをしていました。
そして、またも画面が切り替わると、そこは何処かのホテルの一室でした。
画面の中央にはベッドに座る妻と男の姿が。
後ろから抱きすくめられるようにして座る妻の表情には先程までの笑顔は消え潤んだ瞳が輝いていました。
後ろから男が囁きかけると妻は顔を男の方に向け、男も妻に顔を近付けて口づけします。
最初はソフトに。
次第に舌を絡ませるようにして互いの口腔へ舌を差し込み、唾液に濡れた唇を舐め合うようなディープなものになっていきました。
互いの唇を貪りあいながらも男は妻の着ているシャツの上から胸をまさぐりはじめていました。
唇が離れ妻の口から吐息がもれると男はシャツとブラを脱がしてその乳房を直接揉みしだきます。
男の唇が妻の耳、首筋と徐々に場所を移しながら舌を這わせて下りていき、正面に回り込むと、あらわになっている乳房をとらえました。
かすかな喘ぎをあげる妻。
男が妻のスカートも脱がせると、その指先で茂みを隠す薄い布地ごしに刺激を与え続けています。
その効果はすぐに現われました。
陰部から溢れだした愛液に布地が透け、それを隠すようにまたモザイクがかかりました。
しかしそれは、妻のすべてを隠すものではなく薄く霞み掛かった程度であり男の指やパンティからはみ出た陰毛も労なく見て取ることが出来ます。
シースルーのモザイクの向こうでは、男の指先が妻の下着を避けて直に割れ目をなぞり、溢れる愛液を確かめています。
そして、遂に妻が身につけていた衣服をすべてはぎ取ると、一糸纏わぬ裸体の妻を寝かせ、大腿を割って男は妻の秘部に顔を寄せました。
男の頭部で見えないその向こうでは舌による激しい愛撫がなされているのでしょう。
ピチャピチャと何かを舐めとる水音とともに妻の口から隠しきれない喘ぎ声が聞こえてきます。
数十秒。様々なアングルから妻の裸体と男の愛撫が映されていました。
身を捩り、懸命に快感に耐えている妻。
あるいは全霊でその刺激を感じ取ろうとしていたのかも知れません。
長い愛撫が終わると男が妻を再びベッドに座らせて、自分も立ち上がりました。
半ば勃起した男のモノが目の前に突き出されると妻は何も言われぬままにそれを口に含みます。
先程の可愛らしい口づけではありません。
貪るようにくわえた男の性器が妻の口腔に出入りしています。
カットが変わると男はベッドに寝そべり、妻が男の下半身にかぶさるようにしてペニスをしゃぶり続けていました。
画面には私の見知らぬ男に奉仕する妻の姿。
男のモノを激しくしゃぶりあげる妻をカメラは様々角度から撮影していました。
寝そべる男の股間に顔を近付けていることで尻を突き上げるようにしている妻を後ろから撮っているものもありました。
それは薄いモザイクが掛かっていても、妻の秘部から溢れる愛液が部屋の照明をキラキラ反射させていることがわかります。
男が起き上がりました。
それに合わせて妻がベッドに横たわります。
それが何を意味するのか。当然私にもわかります。
妻の広げられた脚に男が割って入ると、身じろぎをして妻も男のモノを受け入れやすいように態勢をなおします。
そして男の身体の一部が触れたと思われる瞬間、妻の口から小さく悲鳴のような声が漏れました。
男の動きに合わせて歪む妻の表情がその身に迫る快感を表しています。
それは次第に声になり私の聴覚からも推し量ることが出来ました。
正上位で絡み合う男と妻は口づけを交わして抱き合います。
唇が離れると再び妻の喘ぎ声が響き、男の動きが早くなるにつれてその声も大きくなっていきました。
カメラが二人の結合部を捉えると、モザイクごしでも妻の膣内に男のモノが挿入されていることが見えました。
画面が切り替わります。
今度はベッドに横たわる男の上にまたがり、騎上位になって妻が自ら腰を振っていました。
男の股間に秘部を擦り付けるようにしている妻。
カメラの角度からその部分は見えませんが、妻の陰唇には深く男の性器が飲み込まれているのでしょう。
男の手が妻に伸び、揺れ動く乳房を揉みしだきます。
必死に腰を振っていた妻が微笑み、前かがみになると口づけを交わしました。
再び腰を動かしだす妻。
男はなおも妻の乳房を揉み、その先端にある小さな膨らみを摘んでいます。
そして一方の手が妻の股間に向けられました。
茂みの中の蕾にも刺激を与えたのでしょう。
妻の動きが一瞬ゆるやかになり、俯くように表情が隠れます。
男が妻に話し掛けて頭をあげさせると快感に歪む妻の顔がありました。
妻の動きが完全にとまると男は半身を起こし、妻のお尻に手を回して上下に持ち上げます。
否応なく再開された律動に妻も合わせて動きだしました。
その後も妻と男は前から後ろからと様々な体位で交わり続けました。
男が妻の背後から激しく打ち付けるパンパンという音に混ざって聞こえる声は、もはや悲鳴のような喘ぎ声です。
再び正上位で交わる二人。
唇をかさね舌を絡ませながら男の腰の動きが早くなってきました。
高まる射精感に男が叫びをあげています。
妻も絶頂が近いのか、それに呼応して男の首に腕を回して抱きつきました。
二人の身体は重なったまま、男の動きが完全にとまり妻の抱擁に応えて頭を抱き締めます。
しばし後、男が立ち上がるとカメラのカットが変わり、ベッドに力なく横たわる妻を股間から映していました。
その膣口からは男の射精で注ぎ込まれた白濁した精液が溢れだし、お尻の割れ目にそって流れだしていました。
男は妻に近寄ると耳元に囁き掛けています。
それに微笑み返す妻。
画面が変わるとそこは、また街角の風景でした。
そこに立つ妻は笑顔を浮かべて手を振ると雑踏のなかに消えていきました。
このビデオが撮影されたのは、おそらく十年程前になるでしょう。
厳密には私との結婚前のことになり浮気ではありません。
文中ではあえて私の心情を語りませんでした。
しかしこの映像を見てしまった私の心には複雑な想いが生まれていました‥‥。