昨日、夜の9時過ぎに、電話が鳴りました。
妻は子機を取ると、「ああ、久し振り」と言って私に背を向けて話していました。
「ええ、ええ、そうね。ちょっと忙しいのでまた連絡しますから。ええ、きっと」
なにやら俺には聞かれたくないような感じで、胸騒ぎを覚えました。
妻が話を終えて受話器を置き、俺は妻に聞いた。
「誰?」
「うん、高校の友達。ほら、康子、覚えてる?クラス会の打ち合わせの電話。」
「ふーん。・・・俺、風呂入るよ。」
俺が脱衣所で脱いでいると妻がすぐにバスタオルと着替えを持ってき手リビングに
戻って行った。暫くして俺はバスタオルを腰に廊下を出て妻の様子を覗った。
案の定、妻はソファに座って携帯で電話をしている。
「あっ、よっくん? 私。ゴメンね、さっき。だって、あの人がいるんだよ。」
「無理よそんなの、あの人がいるのに。うん、大丈夫、今お風呂入ってるから。」
「もう、よっくんたら、先週あんなにしてあげたでしょう、そんなにはダメよ。」
「ええ、したいわ。私だって凄くしたいわ。でも我慢して、あの人ったらこのごろ
帰りが早いし。」
「うん、金曜日なら大丈夫。ええ~アレ履いていくのぉ?よっくんたらエッチィ」
「ふふ、しょうがない人。でも今主人子供欲しがってるからちゃんと被せてね。」
「うん、私も、よっくんのでなきゃダメなの。うん、好きにしていいから。
ああん、ほんとにぃ?」
「ええ? 今言わなきゃだめぇ? そんなに私に言わせたいの? いいわ、
お・ま・ん・こ・して! よっくんのチ・ン・ポ・で苛めて!ああん、大好き!」
こんな会話をしています。私は怒りを通り越して、ただ呆然とするばかりです。
はぁ、風邪ひきそう。