ここは、自虐癖のある諸兄が、虚構の寝取られ物語を創作、その技を競い合
っている場と思っておりました。自分自身は、女房を満足させるためとはい
え、他人に抱かせるなど、とても考えられないことでした。でもいまは、その
ことに疑問を持ち始めています。皆様にお伺いしたいのですが、自分が女房を
満足させられなくなったとき、女房を満足させる役目を、他の人に委ねること
ができますか?。また、自分が認めたとはいえ、女房が、他の男の愛撫に喘い
でいる現実を、どのような気持ちで受け入れることができるのでしょうか。私
の経験した事例を二件、報告します。諸兄のご意見賜りたく、お願いします。
町内会のボス、といってもいいでしょう。若いころは奥さんを泣かせたこと
を、自慢げに話す、古いタイプの男、62歳。奥さんは私と同い年、49歳。
旦那に温泉に行こうと誘われました。誰もいない露天風呂。奥さんも一緒で、
びっくりしました。が、そ知らぬ顔で、細めの身体を鑑賞します。病み上がり
で、長湯を禁止されているという旦那は、お前達はゆっくりしろ、といいなが
ら、すぐに風呂を出ていってしまいました。奥さんと二人きりで残されたわけ
です。俺を試すのかな、と一瞬思い、奥さんから離れようとすると、主人が無
理をお願いしてすみません、と胸と股間を手で隠しながら、奥さんのほうから
寄って来ました。
擦り寄られると、どうしようもありません。抱きしめ、指を使い、最後に最
大限まで膨張した股間を使って、奥さんの体に生出しさせていただきました。
前から後から、二度、奥さんの要求に応え、休息室へ戻りました。旦那は、
お、上がったか、じゃ、帰ろう。と、せっかちに立ち上がります。脱衣所まで
は、私に縋りつかなければ満足に歩けないほど腰を使った奥さんだったのに、
はい、と返事してすぐに帰り支度。私に背を向け、浴衣を着替えました。その
後、月に一度、温泉行きに同行ています。
もう一例は、循環器系疾患で倒れた大先輩、80歳。退院後、療養中の自宅
へ見舞いに入ったところ、後妻さんが、山の家で漬物作りをしているから、手
伝ってやって欲しいといいます。側では後妻さんが、水曜日は毎週、山の家へ
行っているから、と旦那をちらりと伏目で見やりながら、返事をしています。
水曜日、行ってみました。待っていて、すぐ終わるから、と手伝いに来た者
へとしてはおかしい言い分。待っていると、ぼのぼのさん、と奥の部屋から呼
ばれました。行ってみると、蒲団が敷かれ、奥さんがタオルケットを被り、横
たわっています。そっとタオルケットを捲ると、全裸の奥さんの体。子供を産
んでいないから、と後で教えられましたが、小さいけれども、乳房は形よく、
胸の上で膨らんでいます。
外見だけから、もっと若いと思っていましたが、その時はもう63歳だった
とは、驚きでした。三年後、先輩は無くなりましたが、後妻さんとは今も週
一、お逢いしてます。
どう考えても、奥さんの生理的欲求を満足させるため、私が呼ばれたとしか
思えません。自分ができなくなったとき、やはり私も自分の女房に他の男をあ
てがうでしょうか。自信がありません。女房が他の男に抱かれて善がっている
など、想像したくも無いのですが。