妻は44歳のオバサンで保険の外務員をしている。目鼻立ちははっきりしてい
るが、固い性格だし、もう体のラインも崩れており、浮気や不倫の心配はこ
れまで全くなかったのだが、先日思わぬことがあった。保険の資格試験を受
けるための会社のセミナーが1週間連続であり、最終日に打ち上げを兼ねた懇
親会があったらしい。いつもは同僚と食事をしても9時には早々に帰宅する妻
が12時過ぎても帰らず、携帯にかけてもつながらない。さすがにちょっと不
安になっていたところ、1時頃タクシーで帰宅した。酒を飲んでるはずなのに
真っ青な顔をしている。聞けば、一次会の後、会社の上役数人と外務員の女
性数人でカラオケボックスに行くことになり、妻も断りきれずに参加したと
ころ、個室でオヤジ連中に無理やり飲まされて触られまくるわ、チークダン
スを強要してキスされるわ、踊りながら尻を撫でられて「あんた、月に何回
なの?」などと聞かれるわでセクハラ地獄だったらしい。実際にボックスの
ソファに押し倒され、半分犯されかかった女性もいたようだ。最後はタクシ
ーに乗せられて上役のひとりに送られたそうだが、車内でも腰に手を回され
たり、スカートに手を入れられ、しつこくホテルに誘われたりしたとのこ
と。その話を聞きながら、妻の化粧くずれした顔や黒いパンストにむっちり
包まれた膝を見ていると異常な興奮に包まれてきて、思わずリビングの床に
妻を着衣のまま押し倒してしまった。「ちょっと、あなたまでなによ」と抗
う妻に夢中でキスすると、酒の匂いのする口臭がし、髪や服に煙草の匂いが
染み付いていて、余計にそそられてしまった。(夫婦とも煙草を吸わないの
で・・・)まるで、妻が他人に犯されている情景が見えるようで荒々しくこ
とを進めた。この妻の唇が他人に吸われ、この体が邪まな性欲の対象になっ
ていたかと思うと、濡れた唇の色や縦長に開いた鼻孔の形までが淫靡に見え
て劣情を刺激し、最高に感じてしまった。妻も嫌がる素振りを示しながら
も、何かの余韻に浸るように虚ろな目で喘ぎ、しがみついてきた。その表情
を見て一層嫉妬と怒りにまみれながら中出しして終わった。抱くのは半年振
りなので、久しぶりに凄い快感だった。それからというもの、妻の帰宅が遅
くなるだけで、お客に肉体サービスしてんじゃないかとか、上司にホテルで
犯されてるんじゃないかと想像を逞しくしながら、年甲斐もなく、妻の下着
の匂いを嗅ぎながらでオナニーしている。思い浮かべるのは、ラブホのベッ
ドで妻の上の他の男が覆い被さり、ディープキスをしている様子や、赤いカ
クテルライトに妻の白い肉体がくねっているシーン。そして、妻が罪悪感に
浸りながらも感じまくっているところ。もう、この妄想から抜けられそうも
なく、妻に不倫させ、ラブホから戻ってきた妻をそのまま責め続けながら抱
きたいなどと本気で考えている。しかし、おかげで妻を抱く回数がぐっと増
え、しかも毎回が新鮮になった。妻の浮気って両刃の剣だと思う。